『本』と『公園』

マックガフォッグさんは、

彼の日頃の行いの選択の結果

蔵書をたくさんもっていた。


それを自由に俺に貸し出してくれた。


俺たちの主な商売は、

朝10時から午後の4時までであったから、

スタンフォードにいた間、

俺は一日に平均約5時間は本を読んだ。


バーレイ公園の人口の1つは町に近かった。


夏、それも天気が許す限り、

朝早くからその公園に入り、

当時、そこに何本もあった立派な並木路を、

歩み、読書し、考え、研究するのが

俺の日課になった。


夏の一番暑い頃には、

おおむねこうして俺は朝の3時4時から8時まで、

夕方は6時か7時からほとんどどっぷりくれるまで、

この公園の中にいた。


俺はセネカの道徳上の教えの大部分は、

自分の裏にもっていた帳簿に移し書きをした。


公園のうちでそれを施策することは、

俺の楽しい仕事の1つだった。


この公園の中で、

俺は自分自身の研究を成し、

手に入れることのできたありとあらゆる一番為になる書物は、

大抵公園で読み明かした。

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