短歌・銀杏の葉


銀杏いちょうの葉そそぐしじまに四分休符

 眠れる夜叉の呼吸さやかに」



 金色に染まったイチョウの樹の下、立ち止まる。それは、音楽のように流れていく生活の中の、休符のようなひととき。

 とても、とても、静かだ。わたしの中に眠る激情の、呼吸の音が聴こえるほどに。

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詩・短歌集「千年紫〜せんねんムラサキ〜」 紫波すい @shiba_sui

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