この任務が終わったら、一緒にアイス食べに行きませんか!?

未田

この任務が終わったら、一緒にアイス食べに行きませんか!?

 私は、とある組織に所属するスパイ。コードネーム『ヒスイ』だ。

 幼少で社会的に死んでからは、組織にその筋で鍛えられた。だから、これまでの人生で学生だった身分は一度も無い。

 だが現在、私はひとりの女子高生、偽名『緑川みどりかわ』として、私立の女子校に潜入している。

 この学校は進学校として有名のようだが、経営状況がよろしくないため、最近は裏口入学を受け付けているらしい。

 私の任務は経営状況の調査と、裏口入学の証拠を確保すること。四月に二年生として編入し、七月末からの夏休みで去る作戦となっている。

 つまり、時間は四ヶ月もある。長すぎる潜入期間だが、すぐ消えては怪しまれるので仕方ない。


 それに……JKというステータスに憧れていたから、偽りの学生生活がまんざらでもなかった。私なりにJKライフを楽しんでいた。

 まあ、二十歳の女が制服を着て浮かれているところなど、身内にはとても見せられないが。


 しかし、任務開始から二ヶ月を過ぎ、前期の中間考査を終えた六月半ば――朝のホームルームで、私の平穏なJKライフは終わった。

 ひとりの編入生が同じクラスにやってきた。


「はじめまして! 赤木あかぎです! よろしくね!」


 教壇の隣で、ピースサイン付きで自己紹介をした。

 明るいのは人柄だけでなく、ゆるく巻いた髪色もだ。制服を着崩し、俗に言うギャル系の生徒だ。成績至上主義の学校だから、格好は割と自由であり、珍しくはない。

 ただ――赤木と名乗った生徒は、その姿が異様にハマっていた。というか、全生徒を知っている私の目から、この学校の生徒で一番可愛い!

 自分の席からつい見惚れていると、彼女と視線が合って思わず外した。そして、なんだか既視感があることに気づいた。


 いや……あの子、私と同じスパイの『スピネル』さんだよね。

 組織内で末端同士、横の繋がりはほとんど無い。だが、これまで一緒の任務が何度かあったから、顔とコードネームぐらいは覚えている。

 むしろ、以前から可愛い子だと気になっていた。

 年齢は私と同じぐらいなのに、制服姿がとっても似合っている。可愛さに拍車が掛かってるというか、見ているこっちがドキドキした。

 一目見た瞬間、つい興奮気味になったが――おそらく、あっちも私のことを把握しているだろう。そう考えると、私は自分の制服姿がたまらなく恥ずかしくなった。急にコスプレ感が増した気がする。


 それより、どうして同じ組織の人間が編入してきたんだろう。私は何も聞いていない。

 休み時間になり、携帯電話で組織に訊いてみた。


『スピネルちゃん、ちょうど暇してたから。ふたりで仲良く頑張ってね』


 上層部のヘラヘラした声からは、私の能力を疑問視しているわけじゃなさそうだ。言葉通り、物凄く適当にスピネルさんを送り込んできたんだろう。

 私の平穏なJKライフが終わるのは嫌だが、スピネルさんの可愛い姿を見れたのは良かった。正直、複雑な気持ちだった。


 とはいえ……仲良くしろと言われても、どうすればいいんだろう。連絡先なんて、知らない。

 編入したばかりだというのに、休み時間も放課後も、スピネルさんは常に同級生達から囲まれていた。話しかける隙が、どこにも見つからない。

 明るくて笑顔が眩しくて、純粋そうな人柄だ。どう見ても陽キャであり、誰からも好かれるタイプだとわかる。


 対して、私はクソ陰キャ。任務のために目立たないようにしていたら、空気になっていた。今さら方向転換するのも不自然だから、諦めた。

 ああ、どうしよう。任務のことを抜きにしても、スピネルさんとお喋りしたい。連絡先を知りたい。仲良くなって、放課後にアイスでも食べに行きたいなぁ。もうアオハルなんて歳じゃないけど、そんなJKライフを送りたかった。

 などとヨコシマな考えもあるが、とりあえず任務のことで接触しないと……。


 内心あたふたしている内に、スピネルさんの編入から一週間が過ぎた。

 昼休みに教室でぼっちランチをしていると、スピネルさんがひとりで私の席に近づいてきた。


「ねぇ、緑川さん。今日の放課後、時間ある? ふたりでカフェでも、どうかな?」


 えー!? 突然すぎるー! 私は、手に持っていた菓子パンを落としそうになった。

 ふたりでカフェなんて願ってもない話だけど、心の準備が全然出来ていない。

 ゼロ距離の笑顔が可愛すぎて、私死にそう。自分の心臓の音が、とんでもないことになっている。スパイ人生でここまで緊張したのは、初めてだ。

 ていうか、なに? JKが放課後ふたりきりになるって、もしかしてコクられるの? えー、困るんですけどー。


「すいません……無理です……」


 頭が混乱してワケがわからなくなっている私は、スパイのセオリーに従い、とりあえず退くことにした。



   *



 わたしは、とある組織に所属するスパイ。コードネーム『スピネル』だ。

 今回の任務は、女子高生として女子校に潜入すること。経営状況の調査と、裏口入学の証拠を確保するという任務は、簡単すぎてどうでもいい。

 あの超絶美人な『ヒスイ』さんと一緒だと聞いて、テンション爆上がり! あの人のことは、以前から気になってたんだよねぇ。ふたりっきりの任務って、実質デートみたいなもんじゃん!

 二十歳だから制服着るのは恥ずかしいけど……わたしは精一杯のJKに仕上げて、六月半ばに編入した。


「はじめまして! 赤木です! よろしくね!」


 朝のホームルームで教壇の隣に立ち、偽名で挨拶をした。

 先行しているヒスイさんと同じクラスのはずで、教室を見渡すと――居た! うっわ、超ヤバいんですけど!

 綺麗な黒髪ストレートロングが、きちんと着こなした制服と完璧に合っていた。クラスのほとんどが半袖なのに、カーディガンの萌え袖可愛いな!

 気品と淑やかを纏った静かな佇まいは、まるでお嬢様のようだった。でも、憂いもあって、ちょっとエロい。最高かよ!


 さり気なく見ていたつもりだったけど、ふと目が合って顔を背けられた。

 いやー、編入初日から良いもの見せて貰った。こんなクラスメイトが居るなら、毎日喜んで学校に通ってると思う。

 やっぱり、美人はJKに扮しても美人なんだなぁ。ていうか、クラス内でも容姿は頭三つぐらい抜けている。


 そんな彼女と、とりあえず任務のために接触したいけれど……難易度が高すぎた。

 ヒスイさんはクラス内で、いやたぶん学校中で、良い意味で浮いていた。あんな美人に、誰も話しかけられない。

 有象無象に紛れてJKやってるわたしとは、天と地の差があった。


 うーん……どうしよう。答えが出ないまま、一週間が過ぎた。

 ええい! 埒が明かないなら、いっそ当たって砕けろ!

 昼休み、わたしはひとりでランチしているヒスイさんの元へ向かった。


「ねぇ、緑川さん。今日の放課後、時間ある? ふたりでカフェでも、どうかな?」

「すいません……無理です……」


 まさか、本当に砕けるなんて……。ていうか、何もドン引きの目を向けなくてもいいじゃん。なんか、コクって振られた気分だ。

 周りからは、ガチで凹んでいるように見えたらしい。励まされる意味で、放課後は同級生らにカラオケへ連れて行かれた。

 皆で歌って、ちょっとスッキリした。でも、本音を言えば、ヒスイさんとふたりで来たかったなぁ。

 午後八時過ぎ、同級生らと解散した。


「さて……と」


 丁度いい時間だ。憂さ晴らしのつもりで、任務に取り掛かろう。ひとりでやるしかない。

 わたしは制服姿のまま学校へと戻り、忍び込んだ。

 この時間でも、まだ職員室に灯りがついていた。あとは、警備員が居るけど――巡回ルートと時間は把握している。

 裏口入学の証拠があるとすれば、たぶん校長室だと思う。まずはそこから当たろう。

 校長室の扉は、当然ながら施錠されていた。わたしは暗い廊下で人気が無いことを確かめると、ピッキングツールを取り出し、三十秒で扉を開けた。


 暗い部屋を、夜目で見渡す。視界に動くものは何も無いけど――なんか、嫌な予感がした。

 直感に従うなら、ここは一旦退くべきだ。でも、もう一度訪れるのは面倒だから、警戒しながら部屋に入った。内側から、扉に鍵をかけた。

 奥の机を調べようと進むほど、嫌な予感が大きくなる。それでも近づき、やがてたどり着いた時――机の陰から、何かが飛び出た。


 人影だ。素早いそれは、躊躇なくわたしの首に手刀を振り落とそうとしている。

 でも、わたしは反射的に足が動いた。最小限の動きで、相手の足元を払った。

 思惑通り、相手が体勢を崩す。わたしはさらに、顎へ一発お見舞いしようとした。目と腕が同時に動き――カーディガンのシルエットと、長い髪が揺れ動くのを把握した。

 脳が腕へ、停止の信号を慌てて送った。相手の肩を支えたいところだった。でも間に合わず、結果ふたりで床に倒れ込んだ。

 暗い部屋に、大きな音が響く。最悪だ。


「ちょっと、貴方――スピネルさん!? いや、赤木さん!?」


 驚いた様子だけど、小さな声だった。

 この部屋の暗さに慣れた夜目で、不意打ちを仕掛けてきた正体を理解した。この人物の気配を僅かに感じ、嫌な予感として受け取っていたようだ。

 そう。仰向けに倒れたわたしに、この学校一の美人であり、もうひとりのスパイでもある――ヒスイさんが覆い被さっていた。


「どっちでもいいから、とりあえず退いてくれない?」


 ふたりで倒れた衝撃は、この部屋以外にも伝わったはずだ。わたしは部屋の扉を警戒しながら、ヒスイさんと机の陰に隠れた。

 しばらく息を殺すけど、扉は開かない。少しだけ、警戒を解いた。


 状況を整理する。どういうわけか、あのヒスイさんと密室でふたりっきりになっていた。念願がようやく叶ったのに、残念ながら切羽詰まった状態だ。

 ていうか、近いな。学校内であれだけ離れていたのに、今はすぐ隣じゃん。さっきなんて、全身で密着したし……。任務とは別の緊張感で、ドキドキしてきた。


 そもそも、どうしてヒスイさんがこの部屋に居たんだろう――と考えるけど、わたしと同じに決まっている。こうして鉢合わせになったのは、ただの偶然だ。

 問題は、どうしてそれぞれ単独で動く羽目になったのか。


「あのさ……。どうして昼間、断ったの?」


 わたしは扉を警戒したまま、ふと訊ねた。


「え? だって、放課後にふたりっきりなんて……コクられると思って……」

「はぁ!?」


 思ってもいない回答に、わたしはつい声を荒げ、隣のヒスイさんに向いた。

 暗闇でも、恥ずかしそうに俯いているヒスイさんがよくわる。美人なのに可愛いな!

 実際のところコクって振られた気分だったから、彼女の言うことは間違っていないかもしれない。かといって、それについて言い訳する気にはなれなかった。


「ヒスイさんって、この学校で一番の美人さんだよね。お嬢様みたいでさ……」


 再び扉を警戒しながら、何気ない感じを装って漏らした。もうこの際、土壇場で本音を伝えておいた。


「そんなことないですよ。スピネルさんこそ、この学校で一番可愛いです。アイドルみたいで……」


 ヒスイさんの落ち着いた声が聞こえる。お世辞だろうけど、嬉しいな。

 互いを褒めたところで、沈黙が続いた。なんだ……この空気。

 少なくともわたしは、扉の警戒よりも、間が持たない気まずさに焦った。


「私、JKライフに憧れてたんですよ……。だから今回の任務は、私なりに楽しんでました」


 それを察したのか、次はヒスイさんから切り出した。


「へー、なんか意外。ちなみに、ヒスイさんの思う理想のJKライフって?」

「そうですね……。スピネルさんと放課後に、アイス食べに行ったりとか……」


 ヒスイさんの声には、少しの恥ずかしさが含まれていた。だから、それが冗談ではないとわかった。

 わたしはついそのシーンを想像して、顔がニヤけたのが自分でもわかった。そんなの、ガチのデートじゃん! アオハルじゃん! いっそ、手を繋いで歩きたい。

 ヒスイさんは今、どんな表情してるんだろう。超見たい! でも、扉を警戒しないと!


「私……前からスピネルさんのこと、気になってたんですよ? 一緒にJKやれてることが……めちゃくちゃ嬉しいです」


 えっ、マジで? これは夢? わたし死ぬの?

 途切れ途切れのヒスイさんの声に、聞いているこっちが恥ずかしくなった。


「わたしだって、ヒスイさんと一緒だと聞いた時は、超嬉しかったよ。だから、断られた時はガチで凹んだし……」


 扉の警戒を解いたわけじゃないけど、ヒスイさんに振り返った。

 ヒスイさんは申し訳ないような……それでも嬉しさを噛み締めているような……何とも言えない表情だった。


「あの、スピネルさん! この任務が終わったら、一緒にアイス食べに行きませんか!?」


 そして、何かを堪えるような声で言った。扉の前に誰か居るなら、聞こえるほどの大きさだと思う。

 でも、そんなの知るか――投げやりになっていたなら、どれほどよかっただろう。わたしはまだ、冷静だった。


「ちょっと、ヒスイさん! 任務中に、縁起でもないこと言わないで!」


 小声でヒスイさんを制止した。

 俗に言う『フラグ立て』なんて、所詮は迷信だ。だけど、昔からその手のものは回避したい信条だった。

 わたしは冷静さを失い、ワケのわからない焦りが表に出ていた。


「え? あ……はい」


 ヒスイさんはさっきまでと一変して、困惑した様子で頷いた。


「あっ、そうだ。スピネルさんが来るちょっと前に、証拠ブツは確保しておきました」


 そして、事務的な口調で伝えてきた。

 わたしが来た意味は全く無かったことを理解する。またちょっと凹みそうになったけど、気を確かに持った。


「ということは……後はここから出るだけなんだね」


 さっきから扉を警戒しているけど、誰かが近づく気配は無い。ここに留まり続けるのも危ないから、さっさと出るべきだ。


「よし。行くよ」


 わたしは屈み、机から離れようとする。スピネルさんが頷く。

 その時――扉越しに人の気配を感じて、慌てて机の陰に引き返した。

 いや、陰に隠れるだけじゃマズいかもしれない。わたしは咄嗟に、ヒスイさんと一緒に机の下へ隠れた。

 鍵を開ける音に続いて、扉が開く。懐中電灯の光が、視界の隅に入る。

 おそらく、警備員だ。巡回の時間じゃないけど、さっきの倒れた物音に誰かが気づき、連絡を受けたんだろう。

 最悪は迎撃することも考えたけど、部屋に入ってくる様子は無い。扉から灯りを照らしているだけだ。無能で助かった。


 息を潜めてやり過ごせばいい――はずが、机の下の狭い空間で、ヒスイさんと密着していることに気づいた。

 暗闇の中、緊張したヒスイさんの顔が、目の前にあった。

 息が互いの顔に触れる距離だ。ヒスイさんの熱量が全身に伝わる。暑苦しさというか、不快さは無かった。リップか日焼け止めか分からないけど、柑橘系の良い匂いがした。

 そして、心臓の鼓動も伝わったかと思いきや……この爆音は自分のものだった。


 まるで、時が止まったかのようだった。扉が閉まり施錠されるも、しばらく動けなかった。

 ふと、さっきのヒスイさんの台詞を思い出す。こうして難を逃れた今、もうフラグを気にする必要は無い。


「ヒスイさん――明日の放課後、わたしとアイス食べに行こう」

「は、はい!」


 ヒスイさんは真剣というか、とても硬い様子で頷いた。たぶんわたしも、おかしいぐらいキョドっていると思う。

 実際、そうだったんだろう。ふたりで顔を合わせて、小さく笑った。

 その後、難なく学校から脱出した。



   *



 翌日。一日の授業が終わり、放課後を迎えた。

 下校でざわめく教室の中、わたしの席にスピネルさんがやって来た。


「それじゃあ、緑川さん……行こうか」

「はい。人気のあるお店、調べておきました」


 明るい世界でこうしてスピネルさんと喋れることが、近づけたことが、まるで夢のようだった。

 そんな些細なやり取りなのに、教室中の視線が一斉に向いた気がした。私みたいなクソ陰キャがスピネルさんと絡んで、ごめんなさい!

 スピネルさんに手を掴まれ、ふたりで慌てて学校を出た。


 繁華街までやって来た。この時間は、他にもJKだらけだ。

 キラキラした明るい世界で、JKのコスプレした私が浮いてないか、なんか無性に不安だった。


「ねぇ……。手、繋いでもいい?」


 そんな私を気遣ってか、スピネルさんがぽつりと言った。

 え? 私と手繋いでくれるの?

 そういえば、さっき学校から逃げる時、手を掴まれた。あれは咄嗟だったから、改まると、嬉しさ以上に超恥ずかしい。また、頭が混乱しそうになる。


「は、はい」


 だが、今度は断らなかった。

 スピネルさんが、私の手を握る。うわぁ……スピネルさんの手、柔らかいな。私、手汗かいてないかな?

 ドキドキしながら、ふたりで歩く。


「わたしはね、緑川さんと手を繋いでみたかったの……」


 何気ない一言だった。でも、私の『アイスを食べに行きたい』と同じ、スピネルさんの願望なんだと理解した。

 私としても、大いに嬉しい。こんなに可愛い子と一緒の、華のあるJKライフに憧れていた。

 そうか……スピネルさんも同じなんだ。


「JKでやりたいこと、順番にやっていきませんか? 私でよければ、付き合いますよ」

「違うよ。緑川さんとやってみたいこと、だよ」


 スピネルさん、微笑みながら、しれっと何言ってるの!?

 私は死ぬほど恥ずかしくなったが、手は離さなかった。代わりに俯いた。


 私がJKのコスプレできるのは、あと一ヶ月ほどだ。

 仮初でも構わない。たぶん、ひと時の夢だ。それでも、残り少ない時間でスピネルさんと、遅れたアオハルを精一杯楽しもう。


 ふたりで食べたアイスクリームは、とっても甘かった。

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