6(完).マポロ計画、月世界到達、そして未来へ
天空帝国の計画は、遂に月着陸に手を伸ばした。三日月の弓に矢をつがえる少年神の名からマポロ計画と名付けられた、最終局面である。
最早事ここに至れば、新時代の覇者は天空帝国である事は明白だった。
各国は独自の計画を諦め、その独自魔法技術を供出し計画遂行を早める事で天空帝国に対して貢献し、それにより利権を確保する事を選び。
開発は加速し、遂に至った。
ここまで大規模になったのは、とにもかくにも月までの圧倒的な遠さである。
気がつけば25年前の魔法大戦時はせいぜい時速
そして、遂に。
――――――――
四日間の旅により月面に舞い降りたマポロ計画の三魔女を待ち受けていたのは、観測通りの砂漠の下から這い出してくる、銀色の肌を持つ宇宙魔族とその友として傍らに立つ、宙用羽鎧で真空から身を守った魔王国の崩壊から逃れてきた魔族達だった。
これが、第三次魔法大戦の始まりであり……
第三次魔法大戦終結を以て人族と魔族の恒久和平が結ばれるまでの、最初の一里塚であった。
魔法世界の宇宙開発! 博元 裕央 @hiromoto-yuuou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます