第41話 女人温泉

「いらっしゃいませ♪」


そう言われた先にいたのは、1年前に廃れたアイドルピーキング娘のメンバーだったぅ~!


僕たち3人は個室に通され、そこから、ピーキング娘の温泉接待を受けたぅ~!


ズンチャッチャ♪


ズンチャッチャ♪


温泉の部屋の中で、ピーキング娘が目の前で踊るぅ~!


「大嫌いの次は~♪ 大好き~♪ 見つめたら~♪ 火が出た~♪ ドラゴ―――ん♪」


ぼおおおおおお


激しい踊りの中で、ピーキング娘がダンスを踊るぅ~!


その中から好きな子を選んで、一緒に温泉に入れるぅ~!


僕は倉井チカを選んだぅ~!


実に、アイドル総選挙という最悪で熾烈なアイドル同士の殺し合いを最初に最悪なブタプロデューサーにやらされて、


それを拒否してNO1ピーキング娘のアイドルだったのに、芸能界から消えたのが、倉井チカだったぅ~!


ただ、プロデューサーに逆らったために、倉井チカは今の社会に居場所がなくなって、温泉に逃げたぅ~!


そんな事情を僕が話すと、ソフィーナのファンたちが泣いたぅ~!


> 実に過激なアイドル同士の殺しあいをさわやかにやってましたなアイドル総選挙

> うぅ。泣ける。泣ける。

> お茶の間はわいわい騒いでいました

> 日本人ってけっこう殺し合い好きよね?

> 豚プロデューサーはチヤホヤされてましたな。アイドルの殺し合いで

> PTAのおばさんとかにも大人気だったんですよね。

> 総選挙っていう名の殺し合いなのに、ただ、総選挙ってだけできれいに見えると


倉井チカが笑ったぅ~!


「剣で、アイドル同士で殺しあって、ファン投票が高いものだけがグループに残るんです。だから、みんなドンドン性格が悪くなって行って・・・すごい友達同士だったのに、殺し合いをしてるから、お互いすごい裏でひどい突き落としあいをするようになっていたんです・・・」


> それをお茶の間を観てるおばさんがニコニコ笑って見ていましたな。

> 道玄坂48もその総選挙方式を取って、その中で最強が乙姫セリカで。

> セリカはやらせ。豚の血族を人質に取って。最強で居続けてる。

> 優香の方が強い。絶対。ただ、優香はいつもやられる。志村優香サイキョー

> ひどいものですなぁ。

> なぶり殺しですよ。この間、剣で。他のメンバーを。

> 剣で殺しあう間に、ダンスをやるんですな。うーん。酒が進みます。

> 女の子同士の殺し合いっていいよね?♥


「他のメンバーは割り切ったとこがあったんです。殺しあいをしている間に、IT社長を見つけて、なんとか死なないうちに、結婚して幸せになろうって。ただ、私は総選挙という殺し合いそのものが嫌で。豚プロデューサーは昔からそういう殺し合いをやり続けて来た人で。だから、ずっと芸能界で生き残っているんです。人殺しなのに。冬元プロデューサーは恐ろしい豚です}


> まあいいじゃないですか? 殺し合いくらい。

> 女同士は殺し合った方がいいですよ。ちょっとぐらい。

> それより温泉お願いします。

> 裸で待ってます。

> もう脱いでます。


そこから、ピーキング娘のメンバーと温泉ぅ~!


ちょっとしたコーラと、ピーナツと、お刺身を皿に浮かべて、温泉ぅ~!


ちゃぷ・・・


「気持ちいいですか?」


倉井チカが僕の背中を流しながら言うぅ~!


女子高生体形の倉井チカぅ~!


まだ、女子高生だから当然ぅ~!


なんだか、倉井チカは、普通の女の子みたいところがあるぅ~!


控え目でおとなしくて、キャパキャパして目立っている感じのメンバーの中にあって、ひっそりしていたところが人気だったぅ~!


「気持ちいいですか?」


今度は足を洗ってもらったぅ~! すごく気持ちいいぅ~!


> うーん。泡に落ちるアイドルですなぁ。

> なんというか、性格のいい人間だけが落ちて行くのが楽しい感じで

> まさにそれですなぁ。現代社会は性格のいい人間だけが落ちる世界ですから

> そうですな。それが温泉に落ちるという。


「気持ちいいですか?」


倉井チカにお腹を洗ってもらったぅ~!


アイドルに体を洗ってもらっているというのは特別な感じぅ~!


それから一緒に温泉に入ったぅ~!


コーラとピーナツと、お刺身を食べながら、ゆったり温泉ぅ~!


「芸能界は好きじゃなかったんです。普通の世界で生きたかった」


「好きでやってたんじゃないぅ~?」


「最初は好きだったんです。豚プロデューサーが殺し合いを言うまで」


「剣で総選挙という名前で殺しあうのは大変ぅ~!」


「そうなんです。殺し合いしているのに、なぜか、国民が熱狂してゲラゲラ笑ってるんですよ。剣で生き残りを掛けて殺しあってるんですよ。なのにみんながお茶の間でゲラゲラ。一見普通の人たちなんですよ。その人たちが。なのに殺し合いで笑ってるんです」


「想像力のプッツンした国民ぅ~! たぶん死んでも気づかないでお味噌汁食べてるぅ~!」


ちゃっぷん・・・


あっ、倉井チカの肌がほんのり赤くなってるぅ~!


「・・・もうちょっと近くに行ってもいいですか?」


倉井チカが僕に言ったぅ~!


温泉最高ぅ~!


僕はそこで腹筋をしたぅ~! いつでもちくちく筋トレぅ~!


腹筋! 腹筋! 腹筋! 伊藤っ!


・・・常にいつ何時でも腹筋を忘れないことが大事。うおおおおおおおおおおっ。


そこから、びっくりして本が出たぅ~!


ポン


https://kakuyomu.jp/works/16817330658944081359


アイドル温泉最高ぅ~!

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