第14話 掲示板回

世間では認められたけど、アンチがひどい。どうしてもアンチってつくんだ。


僕がアイドルとLIVEで生キスしたから、アンチの勢いがとどまらない。


それは連続でガルキマサラを倒しても変わらなかった。ただ、その陰には、


いつの間にか、僕のファンクラブという怪しいものができてたんだ。



【伊藤隆起ファンクラブVol.12】


212.無名の語り人

伊藤くん。すごいかっこいい。


213.無名の語り人

でゅふふ。普通かっこいー。


214.無名の語り人

ガルキまた倒したとこ、何度も再生した。凛々しい。


215.無名の語り人

ああ。伊藤くんに抱かれたい。


216.無名の語り人

俺は男だが、隆起を犯したい。


217.無名の語り人

変態! 私たちの伊藤くんに近づかないで!!


218.無名の語り人

ああ。伊藤くんの学校に乗り込んで告白したい。


219.無名の語り人

私はもう告白して振られたよ。


220.無名の語り人

学校名教えろ


221.無名の語り人

それはムリ。私たちだけの伊藤君だから。


222.無名の語り人

ふざけろ。あたしは年上だが、伊藤を落とす。アタシは伊藤と一緒に戦える!


423.無名の語り人

伊藤神を食べられない?


424.無名の語り人

ボディーガード雇ってる。動画のヤツ。けっこう強いって。


425.無名の語り人

Bクラス。双剣使いの玉石クナイ。埼玉の倉木ダンジョン単独で踏破したヤツ。女子高生最強。


426.無名の語り人

ふざけろ。ボディーガード。


427.無名の語り人

学校に乗り込むとボディーガードにキルされる。私は前やられた。全治2か月。


428.無名の語り人

アタシの方が強い。隆起を一人締めにして鍛えてやる。


429.無名の語り人

だめ! 伊藤くんは私だけのもの。私が伊藤くんを守る。



僕は二度目のガルキマサラを倒してさらに有名になっていたんだ。


ただ、やたらとアンチが多い。ファンもなんだか怪しい。


でも、切り抜きが多く出回り、僕は日本中でさらに一番有名な人間になったんだ。


ただ、それは誰も一時期のものだと思ってたんだ。

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