第15話 厄災 絶望 破滅へのカウントダウン③(家族)
13話アイsideの続きからです。
------------------------------------------------------------------------------------
アイside
「あなたが
笑顔で神童を見る。
「……ああ、そうだが」
緊張した様子もなくアイを見る。
「それじゃあ、さっそく本題に入りますね」
笑顔で神童の目を見る。
(ふん、さっさと話を聞いて終わらせるからな)
無意識にアイを見下した態度を神童はとる。
「影森君について聞きたいんですがよろしいでしょうか?」
アイは神童の目を覗き込み聞く。
「影森?誰だ!?」
言葉を言い終えた瞬間に空気が重くなり、恐怖を感じて無意識に膝をつく。
「……予定を変更だね」
殺意を出し、神童の目を深くまで覗き見ながら電話を弄りどこかに電話をし始める。
「もしもし霊歌ちゃん、取引はなしで神童さんの会社を潰すなり養分にしちゃって良いよ」
「はいはい、了解だよ。アイちゃん」
電話がすぐ切れる。
「さてと神童さん」
膝をついた状態の神童に声を掛ける。
「は、はい」
アイを見下していた神童は、目を覗き込まれて何かを失った感覚に襲われ意識を失いそうになる。
「改めて、聞くけど影森君のことを聞きたいんだけど良いかな?」
笑顔で神童の目を深くまで覗き込む。
「……影森?あいつのこ!?」
目の奥そこから感情の何かを引き出され、恐怖、絶望、破滅の衝動に襲われ、「あが、あ、あ」と声を上げのたうち回る。
「……ゴミクズだね息子さんの名前すらも忘れてあいつ呼ばわりなんてね」
冷たい笑みを浮かべ、のたうち回る神童の首を掴み再び目を合わせる。
「ねえねえ、影森君は神童さんの息子さんよね」
アイの笑みが消え目の瞳孔が開き、神童の目の奥底を覗き込む。
「は、はい、俺の、大切、な、息、子です」
恐怖に負け、神童は心が折れてしまい、無意識に答える。
(怖い、怖い、このままだと俺は◯される命を失う。助けて、誰か)
必死に立ち上がり走って逃げようと考えるが体がいうことがきかずにいる。
「ねえねえ、神童さん改めて聞きたいんだけど言いかな?」
アイは神童の目を合わせる。
「は、は、はは、ははは、はい、なんでしょうか?」
神童は恐怖に震えてしまい思うように言葉が出ずにいる。
「影森君をどうして、虐待やいじめをしたかを教えてくれないかな?」
アイは笑顔で神童の目を覗き込んで聞く。
「そ、そ、それ、は、教育で、」
神童は答えようとすると感情が飛び糸が切れたように意識を失い失禁して倒れる。
「……ゴミにも程があるでしょ子供を何だと思ってるの」
アイは倒れている神童を見る。
「さてさてと」
アイは電話をする。
「……もしもし、霊歌ちゃん、影森君、家族としてみられてなかったよ」
寂しそうな声で話をする。
「そう、次はどうするのかしら?」
「神童さんすぐ起こして家庭訪問しよう。家族全員に厄災、絶望、破滅を与えに行こう。霊歌ちゃん」
電話越しから壊れた笑みをアイは浮かべる。
------------------------------------------------------------------------------------
どうも作者です。
読んで頂きありがとうございます。
もし良かった星、フォロー、応援頂ければ、嬉しいです。
モチベーションにもつながりますので嬉しいです。
よろしくお願いします。
アイ「おい、作者この作品ホラーではないよね?」
作者「え?ラブコメの予定」
アイ「ラブもコメもないだろう!!」
------------------------------------------------------------------------------------
もし良かったら新作「感情を失った少年と女神。あなたの時間(人生)をいただきます」も連載していますのでよろしくお願いします。リンク↓です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます