廃墟の囁き

 廃墟探検を彼女と肝試し感覚で行った。

 暗闇の中、俺達は緊張しながら進んだ。

 突然、彼女が姿を消した。

 探し回ったが見つからない。

「どこだ」

「後ろよ」

 俺は振り返るが、誰もいない。

 次の瞬間、彼女の冷たい息が俺の唇に触れた。

 しかし彼女の姿は見えない。

「あなたも仲間になりましょ」

 俺はささやかれた。

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