何と、八百円で人を殺せるとは?これ、如何に?

この、小説の「題名」に引かれて、読みに来ました。


八百円で、と書いてあったので、てっきり、包丁1本か、ハンマー1本かを勝って、人を殺す話だと思っていましたが……。

まさか、失踪宣告の調停に関する話だったとは?

しかし、法学部出身者で民法の失踪宣告を知っている者は多いけれども、具体的な、家庭裁判所内での調停手続きまで、詳しく、書いてあるのは、驚きでした。


ちなみにですが、この話を、もっと引っ張って、最初から、失踪宣告を持ち出されずに、
「八百円で人を殺す方法があるんだよね?」
「えっ、そんな方法があるの?」

と、言った具合に、もう少しこの話を引っ張れば、凄い推理小説になったのでは無いのか?


と、主に推理小説を書いている私には、もの凄く、勿体無く感じました。→ あくまで、私の主観です。気にされないで下さいね!

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