第14話「短剣」の使い方を紹介!ソロでジャイアント討伐に挑む!(お弁当にオークの生ハムサンドイッチ)

はいどーも! ダンジョンやす田チャンネルの、ダンジョンマスターやす田です。


ダンジョン攻略で使える武器は色々ありますが、基本となる武器は何でしょう。剣?いいえ、短剣です!

というわけで今回は短剣の扱い方を紹介します。ちょっとした挑戦企画もやるので、一緒に見ていってください。

それでは行ってみましょう。


皆さんからのコメントで「やす田の剣の再配布ありませんか」という声を多数もらっています。現在、梶くんと相談して、第二回の配布イベントを考えています。実は今、武器制作用のインゴットの市場価格が高騰気味で、どれくらいの数が用意できるのか予断を許さない状況です。ダンジョン運営も市場の厳しい競争にさらされる昨今、個人運営のダンジョンとしては頭の使いどころです。


というわけで、普通の剣より短い短剣を採用することで、製造数を水増しできないかを検討するためにも、今回は短剣を使っていきます。

いわゆる長剣ロングソードに対して、短剣ショートソードという分類の武器は、だいたい刃渡りが20~30センチほどのものを言って、区別されます。これより長いと長剣ですね。さらに短いと汎用ナイフ的な扱いになりますね。


短剣の武器としての利点は、何と言っても軽いことです。重心が手元のところにあるものが多いので、実際の重量よりも軽く振ることができます。一方で、攻撃力に劣ると考えがちですが、一概にそうとも言えず、適切な運用をしていれば十分有効な攻撃が繰り出せるし、長持ちもします。

もちろん欠点としては、短い分、相手との間合いが近くなります。たった20センチくらいの差でも、咄嗟の反応や反射的な運動を要求される戦闘では、感覚に大きな差ができるので、あらかじめよく練習して、間合いの違いに慣れておきましょう。


今手元にあるのが、自分が持っている短剣です。短剣を使うときは、自分は二本使っています。いわゆる、二刀流ですね。

これも短剣が軽いことで出来る戦法ですね。単純に手数を増やして攻撃、片方を防御に割り振り、一方で攻撃など、多彩な戦術が使えます。ただ、咄嗟に懐から道具を使ったりするのには向かないので、ソロではやらない方がいいでしょう。パーティを組んで、仲間に援護を任せられると効果を発揮しますね。

ちなみにこの短剣は、背中が宝石になってるジュエルタートル種の甲羅を素材に、昔作ってもらったものです。使い込んでいくうちに独特の風合いが出てきました。モンスター素材系武器は、こういうところが楽しいんですよね。


はい、それでは今から、短剣による討伐を実演するために、一人でジャイアントと戦ってみたいと思います。

ジャイアント、つまり、巨人ですね。ダンジョンにポップするジャイアント種モンスターは様々ですが、今回は標準的な、ヒルジャイアントを討伐します。

場所は以前紹介した、居抜きのウィルダネス・ダンジョンです。現在クリアリングと整備などが進んで、トラップやギミックの配置、適切なモンスターのポップが出来るかなどの作業をしています。早ければ年内には一般開放したいですね。


今、目の前の岩場にヒルジャイアントが歩いてます。ヒルジャイアントはジャイアントの中でもっともポピュラーで、目撃個体数が多い種族です。巨人の代表らしく、身長は3メートルから、5メートルくらいあります。衣服らしいものはなくて、毛皮を体に巻き付けています。武器も基本的には持ってないので、その巨大な手足で攻撃してきます。魔法の類も使いませんね。

それでは攻撃を仕掛けていきます。動画撮影を担当している垂飯降くんには手を出させず、ソロで討伐します。

ジャイアントは頭が高いので死角に入るには、しっかりと背面に入る必要があります。中途半端な位置から突っ込むと相手に先に見つかって、手痛いカウンターを受けることになりますね。


垂飯降「先制取れましたね」

やす田「こっからよ、こっから」


先制を取ったら、相手の動きに合わせて懐に入って攻撃です。ジャイアントをはじめヒューマノイドタイプの魔物は、基本的には人体と同じ弱点になりますが、ジャイアントほど大きくなると、体の中に巨体を動かすための補助臓器などがあります。事前に学習する機会があると、それらを効率的に狙って攻撃できるので便利です。


垂飯降「動きが鈍ってきましたね」

やす田「とどめまでもってけるかな……」


ソロで大型モンスターと戦う時、焦って一撃で倒そうするのは禁物です。むしろ、確実にダメージを与えて、徐々に相手が衰弱していくのを、根気よく待つ姿勢が大事です。

目の前のジャイアントも、腋や脚から出血が増え、体内の補助臓器もかなり損傷し、後退あとずさりしています。このまま逃がせばこちらも安全を確保できますが、今回は討伐が目的なので、追い込みをかけていきます。こういう時は、しっかりと相手の目を見ましょう。視線を外した瞬間に逃げられることがあります。


ジャイアントではなく、希少なモンスターの討伐を目的としている場合、逃げられるとそれまでの苦労が水の泡と化してしまい、大変に辛いです。昔、砂漠のウィルダネス・ダンジョンでバシリスクの鱗を集めなければいけないミッションを受けた時、砂漠の中をさまよいながらバシリスクを見つけ、石化を防ぎながら討伐して特定の鱗を採取しなければならず、疲労からたびたびバシリスクを逃がしてしまったという、苦い経験があります。


追い込みを続けた結果、ヒルジャイアントの体力が限界を迎え、地面に座り込んでしまいました。ここまで追い込めば、とどめの一撃で相手を倒すことができます。


垂飯降「最後の一撃は……」

やす田「切ないねぇ」


ゆっくり近づいて間合いを計り、軽くフェイントをかけながら、目の前にあるヒルジャイアントの首にある太い血管を狙って攻撃します。

既にかなりの出血が続いているので、それほど派手なスプラッシュはありませんね。それでもこの一撃で一気に出血量が増えるので、確実に倒すことが出来ました。


久しぶりに短剣での討伐でしたが、うまく先制を取れたので無事にヒルジャイアントを倒すことが出来ましたね。この後、解体して、ジャイアントの骨、頭蓋骨を採取しました。ジャイアントの頭蓋骨は真理さんに渡して、錬金術の材料にしてもらいましょう。


ひと汗かいたところで、垂飯降くんが用意してくれたお弁当で休憩です。お弁当の中身は白オークの生ハムサンドイッチと、エルフ水のトロピカルフレーバーです。

シー・エルフ系のショップに行くと、よくこういうカラフルな色のソフトドリンクが売ってますね。……ん-!す っ ぱ い! しっかりとした酸味の奥からじわじわとフルーティな甘みが広がり、しっかり汗をかいた後だと、これはかなり効きますね。

次にサンドイッチに手を付けてみましょう。白オークは近年、モンスターテイマーの間で研究中の、家畜化したオーク種です。いわゆる普通のブタと違い、都会で生産ができるのが特徴で、ダンジョンを改装してオークの繁殖場にするなどの研究が盛んです。

白オークは普通のオークにある臭みが少なくて、食べやすいですね。個人的にはもうちょっと香辛料を聞かせてくれた方が好みですが、エルフ的味付けなので、こんなものでしょう。



はい、今回の動画は以上です。最後までご視聴ありがとうございます。

短剣を使ったジャイアント討伐、いかがでしたか。冒険者が使える武器の解説と実演は需要があるみたいなので、次回以降も何かしら挑戦したいと思います。

あまり特殊な武器でなければ扱えるので、〇〇を使った戦闘や討伐が見たい、というリクエストも募集しています。


自分たちはG県M市、T市でダンジョンやす田というダンジョンをやっています。G県には、多彩なモンスターや採取ポイントをもつダンジョンがたくさんあるので、もしG県に来た際には色々挑戦してみてください。


この動画がいいねと思いましたら、チャンネル登録、高評価、よろしくおねがいします。

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