第16話
「ねぇ、粉。」
「はい、なんっすか?」
「最近、タカシ来ないね。」
「タカシね、最近好きな人のために頑張ってんだって」
「へぇー」
「・・・タカシなんかジムに通って、好きな人を守れるようになりたいんだって」
「へぇー」
「タカシ、バイトして、高級なドッグフードをあげられるようになりたいんだって」
「それ、私にもお裾分けないかな?」
「お姉ちゃんさ、」
「鈍感って言われない?」
「言われない。だってその好きな人が私だって知ってるから」
「じゃあ、さっきまで軽い返事は照れ隠し??」
「違うよ、素」
「お姉ちゃんが付き合うのは私も嫌だけど、流石になぁ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます