プロローグ2

どんよりとした曇り空が広がる夏の日

夕方、まだ沈まない太陽

雲の合間から顔を出す太陽

真っ赤な夕焼けに照らされて佇んでいた

けたたましく鳴り響くサイレンの音

騒がしいざわめく人々

そびえ立つ一棟のマンション

そんな輪の中で一人の少女が倒れている

僕はその様子を上から眺めていた

ギャラリーの中に僕がいるーーー


ーーー目が覚める

いつもと同じ自室の天井


またこの夢か


4日前からずっと同じ夢


涙は…出なかった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る