第17話
その日、勇者は何かと不幸だった。
まず、寝坊から始まり、鍵を落として、財布を忘れる。シャーペンの芯は切れて、インクは漏れる。運悪く、猫にバックを取られそうになとり大変だった。それでも勇者はそれでも元家族といるよるはマシだと思っていた。
だが、不幸は起きた。
「ゆ・・・勇者」
姫宮
元クラスメイトに会ってしまった。
当然無視した。姫宮は特に何か言ってくることもなく、その場を離れたと思った。
がしかし、
姫宮はその時、話しかけることを我慢してストーカーに専念していた。
勇者もその日はある程度警戒して、万が一付けられることも過去のいじめの経験から懸念していたが、その日は運が悪い日だった。
泥棒を発見して追いかけたり、ナンパを嫌がる人を助けたりと、疲れる出来事が多かった。
そのため、思考が弱まっていた勇者の家の特定に成功させてしまった。
「勇者、逃がさないから、って誰?あの女?」
さらに状況は悪く、いやそれは幸運に可奈が泊まる日だった。
勇者の溜まった疲れを癒し、
勇者新しい学校楽しそうにしやがって、もう彼女作るとかあの勇者がありえない。
姫宮は嫉妬と怒りで燃えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます