第24話

友視点


 三奈さんは付いてきた。


 花江さんはこれを見越してあえて屋上を選んでくれた。


 「・・・」

  三奈さんは黙っている。


 黙っていてもやっぱり怖いが、まだ何か言われるよりは安心出来る。


 でもやっぱり怖い。いるだけで、怖い体が震えてくる。


「友」


「・・・はい!!」


「これ食べて見ないか」


「良いんですか??」


「・・・っ!!」


今、凄く怖い視線を感じた。


 「良いよ、よく食べてるだろう」


「・・・っ」


  さらに怖い。


 「友、それってどういうこと?」

(何、食べさせて貰ってるんだよ。お前みたいな下僕が)


怖すぎる


 「別に良いだろう。そもそも、三奈だって食べさせだことがあるだろう」


!!!その話題は



 前食べて倒れたことを思い出す。


 あの時の失礼さはやばかった。


 怖い、怖い、怖い怖い、怖い


 「・・・っ!」


「それに、まさかここで自分の主張が通るとか思ったないよね」


「それはあのクズが勝手に」


「でも、根本の原因はは三奈が作った」


「・・・っ、」


怖い、怖い怖い、怖い、



 あれ、美味しい


「どう??上手い?」


「美味しいです!!」


「良かった。」


思わず、頂いてしまった。殺される怖い。怖い。


 「はい、次はこれ」



 めちゃくちゃ三奈さんは怖いけど、何とか昼食を終えた。


ーーー

 次回、三奈視点


ーーーー

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