第3話

幼馴染視点


 全力で階段を降りる。


 「はい、至急お願いします!!」


 私は、なんでこうなる前に辞めなかったの。


 本当に、本当に何で!!何で!!


 あそこだ!!


 「友!!友!!」



良かった、息はある。でも体はボロボロだし、


 上の木がボロボロになってる。クッションになってくれたようだ。むしろ、この傷跡、アイツにやられた怪我の方が大きい。


 「友!!お願い返事をして、返事を」




 間もなく救急車が来た。


ーーーーーーーーー


 その後、友の生存を知り、私はかつてない程に神に感謝をした。


 そして、友を落とした奴は捕まった。


 当然だ。


 私は同じような処分を受けることはなかった。


 

 私、本当に今まで友を虐め過ぎた。こんなことだって、思い返してみたらそれに近いことは沢山あった。


 それに友が落ちた時、自殺をしたのかもと思っていた。


 

 もう二度とこんなことを起こさせる訳にはいかない。友が居なくなるのが一番嫌だから。


 これまでのことを謝ろう。友にどれだけ怒られても責められてもいい、覚悟を決めて謝ろう。


 

 私は友に謝罪とお見舞いをする為に入院してる部屋に入った。


 そして、起きている友を見て、心の不安が解けていくのを感じる。

 もうこの光景を奪わない為にも、謝ろう。本気でそう思った。

 

 そして、 友は私を見かけた瞬間


 「ごめんない。ごめんなさい」


 表示は一瞬で変わり、頭を抱えて苦しそうにしている。


ーーーーー

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