臆病で陰キャでボッチな俺は虐められて屋上から落とされて、さらに悪化した。

激 辛

第1話

 

 「アンタみたいな幼馴染死んじゃえばいいのに」


「・・・ごめんなさい。死ぬのは怖いです」


「はぁー本当になんでアンタみたいなのが幼馴染なんだか」


 俺はボッチで臆病でインキャでコミュ症で、寧ろダメ駄目な所と言える程ダメなところしかない。


 「なぁ、三奈??」


「何??」


「俺たちこの後続きやっていい??」


「いいわよ。ただ私先生に補習で呼ばれてるから、私は行くね」


「あー、残念、補習頑張れよ。」


「頑張ってくる。」


俺はこの男に屋上に運ばれた。


ーーーーーーーー


 幼馴染視点


 はぁー、早くあいつの所に行って虐めて絶望する顔を見たいな。

 好きな人程虐めたくなるって奴よね。


 昔は明るかったけど、今も凄く好きなんだよね。


 死ぬとか言ったけど、あいつがもし死ぬなら、私も一緒に死ぬつもりくらい好きなんだよね。


 本当に自殺とかしたらどうしよう??そんなの想像したくもない。けど今の彼の絶望する顔も好きなんだよね。

 何というか、このギリギリをついた感じのスリルがたまらないと言うかなぁ、


 はぁ、早く補習終わらないかな。


 空は綺麗だな、今頃アイツは虐められているんだよね。


 あー、絶望する顔が


「えっ??」


今一瞬、一瞬だけど、私にははっきり見えた。


 そして、その瞬間、私の今までしたこと全てが後悔として頭に巡ってきた。


 お願い、神様!!お願いします。彼だけは守ってください。どうか見間違いであってください!!お願いします!!


 私はすぐに下を見る。


 そこには、


 「嘘ぉ、・・・」


ーーーーー

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