恋文

第1話見てるだけで

初めての出会いは

職場だった

不思議と

惹かれていく自分がいた

同時に

恋愛が怖かった

人って変わるから

恋愛の賞味期限は

私統計では

4年

そして

みんな

私の外見から惹かれる

嫌だ

好きだけど

優しいけど

可愛いとかいらない

内面を見てほしい

どうしてなんだろう

会社の新年会で

たっぷり

お酒を飲んだ

彼は

心配だと

胸が破裂するくらい好き

だけど

内面じゃない恋愛は嫌で

そのまま家に帰る

家の近くの駅には桜の木がある

夜桜を見ながら

缶コーヒーを飲みながら

涙がポタポタでる

皮1枚に惚れられても

悲しいだけ

運命の人と

思ったくらい

何度も出会ったけど

桜を見あげ

嗚咽が止まらなくなった

私を愛してくれる人はいない

寂しい

恋愛ってどんな感じ？

泣いていたら

1枚の

ハンドタオルが

振り向くと

優しいそうな人が

酷く

苦しそうな顔で

黙って

ハンドタオルを

私は無言で受け取り

メイクが

落ちるの気にしないで

泣いた

黙って

緑茶を飲んでるラフな姿の人

私は勇気をだして

どこで働いているんですか？

と

私の家の近くのファミレス

何も言わず

傍にいてくれる

冷たいジュースを1本買って

ハンドタオルでくるんで

目にあててくれた

暖かい

恋の始まりなのか

分からない

月に１回

そのファミレスに行く

もう3年

やめようと思っても

いつも

サービスでくれる

アップルパイ

桜の季節になったら

恋文を

夜桜の満月の下で

あなたに

恋文を

貴方は特別なことはしない

それが1番嬉しい

私はいつもグラタンとドリンクバーを

あなたは

さりげなく

熱々のアップルパイとアイス

何気ない優しさが

私の傷ついた

心を癒してくれて

好きだと

付き合ってくださいと

言いたかった

だけど

ネックレスにしている

結婚指輪を見て

あなたが幸せだったのが嬉しいかった

幸せだから

他人にも

優しく出来るんだと

ステキな夫婦？家族

私は

正直あなたが好きです

ただ

だれも

不幸にしたくない

暖かい場所があるから

今のあなたがいて

夫婦な2人がいての

今のあなただから

今のあなたでいてください

奪いたいとか

ないです

もう少しあなたを好きでいるのを許してください

叶うなら

勝手にお兄ちゃんにしていいですか？

幸せのグラタンとアップルパイを

食べに行ってもいいですか？

願いが叶うなら

お兄ちゃんになってください

好きでいられた日々

本当に幸せでした