頬が桃に染まるとき

僕は貴女のそばにいて

温めようとするけれど

貴女はその手を振り払い

今はだめだと

僕に言う


頬が桃に染まるとき

僕は貴女の横にいて

たおるを差し出そうとするけれど

今はだめだと

僕に言う


そして貴女に問いかけた

何故触らせてくれないの

貴女は頬を赤らませ

恥ずかしいのと目を伏せた


嗚呼愛しいよ僕の小鳥ひな

そんなことで赤らめて

桃から林檎になっている

あの鳥籠に閉じ込めて

一生君を飼っていたい


頬が桃に染まるとき

僕は貴女のそばにいて

貴女をじっと見ているのです

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