混浴温泉の思い出 中2の夏 (序)⚠️少し下ネタあり

 中学の卒業と高校受験合格を併せた記念に、同級生の男子ばかりで、女湯を覗ける旅館を求めて旅したことがあった。


 ノスタルジーが漂うスタンドバイミーな感じだろう。

 ただ、死体を見に行くのではないけど。



 結果、覗けたらしい。

 らしいというのは私は見れんかったのだ!


 丁度その時、ハメを外して酒を呑み、体調崩してしまい……リタイア、無念。



 中3の修学旅行の夜も、女湯を覗きに行ったっけ。これまた同級生の男子数名で。


 あれは、えらく興奮したものだ。

(と言っても、私はイマイチまだ性に目覚めてなかった。第二次性徴が遅過ぎて、まだ自ら致す的な行為を知らなかったというレベル……)


 いちお、すりガラス越しに同じクラスで、その中でも特に目立つ感じの美人な、ぢん子の全裸が見えて、漫画のようだが鼻血を出した。 


 すりガラス越しながらも、ぢん子だとなんとか判った。 


(今思うと、覗きに行くというやましい行為と、修学旅行テンションがMAXになったことにより、鼻血を出しただけで、特にエロいものは感じてなかった)


 まぁ、皆んなでバカをして楽しかった。



 しかしである。

 女湯覗きとというのは、つくづく別物だった。



 母の実家は年に1泊するくらいが恒例となっていた。毎年夏休みになると、盆シーズンに行っていた。


 決して楽しいところでもないし、あまり行きたいところじゃなかった。


 そこには、母の一番上の兄とその娘たち、四姉妹が住んでいた。


 分かりやすく若草物語にでも例えておこう。


 長女メグが私より10歳年上。次女ジョオが8歳年上。三女ベスが3つ年上。末妹エイミーがひとつ年上だ。


 ベスに当たる三女には、幼い頃からよくイジられてたり、あまり良い思い出もない(ベスって名前、縁起悪いので、以下コングとします)



 おねショタはイイと思うのだが、2次元とリアルでは全然違う……流石に息苦しい…… 。

 そんなところに、毎年行くのが憂鬱になるほどだった。


 コングは、派手めでちょいビッチ感ある感じか。顔は平均よりちょいカワ程度。



 更に嫌になってしまう最大の原因が……母の実家の敷地内には、温泉が沸いていた。


 共同浴場として付近住民にも解放していた。

 混浴文化が残る僻地だったのである。

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