覚えてる枕詞は垂乳根の今会う友も答える母と

覚えてる 枕詞は 垂乳根の 今会う友も 答える母と


あぁ、何も覚えていない私が覚えている言葉。

『垂乳根の』

枕詞が何なのか実は知らなかった学生時代。

垂乳根の意味を知らなかった学生時代。


実は枕詞って『垂乳根の』しかないと思っていた。


ちはやふる、ちはやぶる

茜さす

白妙の


聞いたことあれど、興味をもって聞かなければ、流れていった言葉たち。


今短歌を未熟なりに詠みはじめ、言葉を知ったとき、やはり学べる時に何故学ばなかったのかと後悔する。


そして私の友にも数十年ぶりに『垂乳根の』と聞けば帰ってくるのは『母』と。

二人とも意味知らずとも答えられる程耳に残るのはやはり触りが良いからだろうか。


私の枕詞は

『腹垂れる』


それが今はちょうど良い。


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