番外編 2人きり…

パブロの新しい家は、絵理の家のすぐ近くだった。

絵理は、週末に泊まったりもした。


「大好きだよ」

パブロは、なぜかいつもほっぺを軽く引っ張りながら言う。

(ちょっと嫌だけど…、大好きとセットだから、まぁいいか)

「愛してる」

(愛してるもセットになった…)


パブロは、絵理を引き寄せて、キスをした。2年前のキスと全然違う、大人のキスだ。

お互いが初めてで、少しずつ手さぐりで、体を重ねていく。

「好きすぎてやばい…」

「うん」

「もう一回していい?」

「うん」

お互いに溺れていくのがわかった。

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