シン・仮面ライダー(2023)

※一部ネタバレ有り


こんにちは、ヨルノです。先週やっと映画シン・仮面ライダーを鑑賞してきたので忘れないうちに感想というかメモを書いておきます。日が経ってるので曖昧な部分があります


①シンシリーズ初鑑賞

これまでシン・ゴジラ、エヴァンゲリオン劇場版、ウルトラマンは全て配信での視聴だったのですが、今回初めて映画館の大スクリーンで見られたので良かった。事前にTVerで幕前/クモオーグ編を3、4回ほど見ておいたので冒頭ほかの下級構成員への容赦ない暴力シーンには多少の耐性がついたかも……。おそらく今作がPG-12の理由はこれかな


なお5月7日までAmazonプライムビデオにて期間限定で幕前/クモオーグ編が配信中。見に行くか迷っている方はこれを見てからでも遅くはないと思う



②劇伴が最高

今回は庵野作品お馴染みの鷺巣詩郎さんではなく岩崎琢さんが起用。好きなアニメ作品のBGMをよく手がけられているので知っていたが、劇中BGMがどこか鷺巣さんを感じさせる雰囲気の曲もあったりして(PAIN OF HAPPINESS、at the railyard、3A-DBなど)かなり好みだった。特にSHOCKERのオーグメントたちのテーマ曲やアジトBGMがそれぞれ少しずつアレンジされていて好き


③仮面ライダーよりSHOCKERが魅力的すぎた

元々池松壮亮さん演じるバッタオーグ/仮面ライダー1号のどこか物憂げで哀しみを抱えた人物像が好きだったのだが、いざ鑑賞してみると敵の側であるSHOCKERに感情移入している自分がいた。それほどまでに魅力的なキャラクター揃いだった。ビジュアル面ではガスマスク、赤いレザージャケット姿のクモオーグ、彼の後輩であるK.Kオーグ、着物姿のハチオーグと側近の背広の男がカッコよく、中でもコウモリオーグは手塚とおるさんの演技力と5、6時間かかったという特殊メイクとあのアジトや舞台セットも合わさって最っ高に好きだった!融解直前のセリフの「緑川、なぜ誰もワシを理解しようとしない……?」という問いが本当に切ない。


本作のラスボスである森山未來さん演じるチョウオーグ/仮面ライダー第0号はもう、森山さんにしか演じられない役だなと。あの流れるように舞う動作、アクションはただただ圧巻。


④政府の男、情報機関の男

まさか予備のセーフハウスのドアを開けたら和室でそこに第四惑星の悪夢のロボット長官よろしく座っている竹野内豊、隣に立つ斎藤工さんがいるなんて誰が予想しただろうか。シン・ゴジラとウルトラマンを偶然見ていたので嬉しいサプライズだった。ついでに緑川弘役の塚本晋也、イチロー母役の市川実日子、SHOCKER創設者役の松尾スズキさんもそれぞれシンシリーズに出演されている


⑤コブラオーグの行方は…?

後半で仮面ライダー01+02となった一文字隼人の元に政府、情報機関の男たちからコブラオーグの出現が確認されたのですぐに向かってほしいという会話があったがこれは続編ができるフラグなのだろうか……?今後もし実現されるならコブラオーグ含め新たなキャラクターの登場に期待したい反面、様々な想いを抱えて散っていったクモ、コウモリ、ハチ、KK、サソリ、チョウオーグにまた再会したくもある。


【追記】

映画鑑賞前に読んでおくといいかもしれない漫画「真の安らぎはこの世になく-シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-」


劇中で使用されているヴィヴァルディのモテット「真の安らぎはこの世になく」がタイトルになっています。本編では語られなかった設定や人物が登場。映画と繋がる部分もあります。現行で13話まで連載、単行本が1巻出ています

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