陽キャさん、帰り道でなんとなく。

中古のおやつ

第1話 陽キャさんの帰り道。

何時もと違った風景。何年も通っていたけれど、新しい方に慣れてしまえば過去の記憶、思い出でしか過ぎない。


私は何時も皆と一緒にいます。好きなアニメの話やアイドルの話、噂話もします。だって女子高生で青春を謳歌しないわけにはいきませんから。


いつも多く人と一緒にいるイメージが強い人。それを陽キャと呼ぶことが多いです。陽キャさんだって、一人の時間もほしいものなんですよ。ラフな感じで行きましょう。

私は、高校に一人は絶対にいる陽キャ。陽キャの中でも仕事はしっかりするし、陰キャと言われる人達に、自分から話しかけていく。要するに、愛され陽キャタイプだけど、今日は久しぶりな一人での下校をしようと思った。「じゃあね~朝美~」友達と別れて帰路についた。「今日は一緒にかえれないのぉ~?超ショックゥ」「今日家の用事あるからさーめんどいけど一人でパパッと帰らさせて貰うわ~」もちろん家の用事などない。完全な嘘である。友達の朝美には、≪月に一回用事があるからごめん!≫と何年か前から言ってあったので、そんなに考えてないだろう。と、信じたいがなかなか信じてもらえないのだ。その理由は


1.日にちがバラバラ(毎月第二金曜日と決まっているが、彼女らはきずいていないらしい。)


2.私たちを嫌ってるんじゃない?という噂が立っている。


この二点が原因と思われる。しかし、私は嫌ってもないし、むしろ皆の事が大好きだ。なのになんで嘘をつくのだろうと、思うかもしれないが、れっきとした理由がある。


私は普段さっき出てきた  朝美あさみと他にも、 麗菜れな 未咲みさき と言う親友がいる。私はこの親友達が大好きだ。いつもこの親友達と帰っているが、たまには一人で帰りたい。皆、息が合って、いくらでも話せれるから皆と帰るときはワイワイできてとても楽しい。でも静かにゆっくりといつもと違う道を歩いたり、寄り道してみたり、そうゆうのがなんとなく好きだ。だからリフレッシュとして毎月第二金曜日にゆったりと帰路についている。


昔通ってた中学校の真上に今通っている高校がある。帰路からちらっと通ってた中学校が見える。先生たちがプールを掃除したりしていた。顔見知りの先生も、知らない新しく入ったと思われる先生も一生懸命生徒の為に尽くしていた。今度中学に遊びに行こうかなー、と散ってしまった桜の木の下を歩きながらおもっていた。聞きなれた先生の声が聞こえた。苦手な先生の声だった。「どんな顔だっけ、、、」


今日は昼ごろに雨が降っていたからか、水黽が池の水面を歩いていた。水黽は水の中に洗剤を入れると溺れるとか聞いたことあるなー、とかなんでもない事考えるのが好きだ。


道中に神社や寺がある。古い感じの神社とか、お寺に行ったり、見たりするのが好きだ。昔の人になった気分がするから、なんだか楽しい。


皆と帰るときは、中学の時とは違う通学路を通っている。でも今日はなんとなーく何年も歩いて、馴染んだ道が通りたくなった。こっちの道は今通っている通学路より少し長い。でもこっちの道の方が面白いことや、思い出が詰まってる。中学時代によく寄り道した所があった。あそこでは何時間も居れたなぁと思って、近くの石に腰を下ろした。最近来てなかったからか、木が生い茂っていて、いつもの特等席に座れなかった、成長木(期)かなと思ったら面白おかしかった。こうゆうくだらない事を考えるのも好きだ。




いつのまにか、凸凹だった道がきれいに舗装されていた。あそこはいつも雨が降ると水溜りができて、誰が飛沫を一番出さないか勝負したな、あそこでモデル歩きを収得していたな、とか思い出を久々に思い出して、しみじみとした気持ちになるのも好きだ。


ちらっと前を見てみると、御近所さん家が柴犬を散歩さしていた。ふわふわとした尻尾がゆれるたび、飼い主さんとの散歩が楽しいんだなと思い、触りにいった。まだ冬毛が完全に抜けていなくて抜け毛が沢山春10000回目ぐらいの風に飛ばされていった。少しごわっとしていたけど、ここが柴犬の醍醐味なんだよな、思っていた。春10001回目の風と共に家に近ずいていった。


私はふわふわなのがすきだ。いつの間にか、田んぼの土手に生えている猫じゃらしのようななにかをとって触っていた、柴犬とは違った肌触りを堪能した。


家に帰るには長くて急な坂道を通らなければならない。何年も通っているくせに通るとまだ息が上がってしまう。


そんなちょっとしたハイキングコースをあがると小さい空き地がある。幼稚園の時から遊んでいた広場である、今はお隣さんの娘さんが家を建てて、すんでいるらしい。ここの土地は父親の働いてる建設会社の土地で、父親に管理を任せている。何十年も一緒に働いているから信頼度がすごいのだろう。実際には建設会社の中で、測量が出来るのが父親だけだから、やめようにもやめられないのだが。なんか自分たちの場所を取られた感じがしたけれど、諦めも重要だ。家の奥の方を見たら季節外れの紅葉が赤くなっていた。一年間中咲くやつらしい、一枚拝借させて貰った。


自宅のポストを覗いて私の長いような短いような旅は終わっていた。ポストを覗いて郵便物が届いているか、確認するのが私の仕事だ。勝手に中一の時に決めた自分ルールなんだけどね。冷蔵庫を開けて、アイスを一口齧ると、パソコンに向かい、小説を書きに行った。外から朝美あさみ達の声が近ずいてきたような気がする。今日は何時もより涼しかった。


初めまして、中古のおやつです。この作品が初めて出す作品となっています。昔から私は、物語を読んだり、書いたり、考えるのが大好きでした。大きくなるにつれてネット文化にはまっていきます。そしてこのサイトを見つけました。国語の作文で賞をとったとか、ほめられたことはないですが、いろんな人の作品を見て独学でまなんでいきました。つたない感じになっていると思いますが、頑張って書いてみました。今回は自分が実際に感じた?体験したことを書いてみました。年齢や、友達の名前などは全く違いますけど。でも頑張って書いてみました。後書きを先に読む人は本文も読んでみてください。これからよろしくお願いします。

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