人魚の泪 解説編

人魚が好きなハルちゃんは「僕」よりも先に「人魚の泪」を発見する機会がありました。


そして彼女の言葉通り「僕」のことをずっと前から好きだったハルちゃんは、「僕」に対して「人魚の泪」を既に使っていたのです。


そのため「僕」がハルちゃんを好きになったのは「人魚の泪」による力であり、喉の調子の悪さはその副作用によるものだったということになります。


この後、副作用が進行することで声が出なくなり、自分の気持ちが薬によるものだったことにも気付くことが予想できる、という点も含めて嫌な話となっています。


「僕」が良心の呵責により使用しなかった謎の薬を使ってしまうハルちゃんの今後が恐ろしいというのもありますが……

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