6話(勇者視点)
聖導が床をぶち抜いて国王の下に向かおうとしている時勇者はというと.......
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・・・・王城金庫前・・・・・
「この中にはこれからこの金庫の中にある聖剣を手なづけてもらう。それができれば君は晴れて正式に我が国の勇者様だ」
「あ、あぁ....わかった。」ゴクリ....
思わず固唾をのみこむ
ギギギィィーーー......
きしむ音とともにデカい扉が開いた。
そこには真っ白な大理石のような台に一本の剣が刺さっていた
それは、とても純粋で真っ白なオーラのようなものが周囲に放たれていた
「これが聖剣.....」
剣に向かって手を伸ばし思わずつぶやく
「俺に従え」
剣は刺さっていた台から離れ八咫の手の中に納まり台はマントに変身し装備された
その瞬間八咫は万能感に襲われた.....
全てが自分中心に回っているように
「ステータス」
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八咫 泰司
Lv,1
【ジョブ】
・勇者
HP:C MP:C
攻撃力:B 耐久値:B
素早さ:D 抵抗力:B
属性適性
聖(特)・火(特)・水(大)
装備
・聖剣 ・聖なるマント
【スキル】
・限界突破
一定時間通常の何倍もの身体能力が手に入る
その代わり反動もかなり強い
・浄化の一撃
聖剣に聖属性魔力を纏わせ振り下ろす一撃
・加速
動き出す瞬間1.5倍の速度が出る
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これならあの鬱陶しい訓練なんて受けなくていいんじゃないか....
俺は最強になったんだ!
「おい!騎士団長‼俺と勝負しろ。俺が勝ったら俺の好きなようにさせろ‼」
「.......やれやれ、若造が生意気いいよって一度痛い目に合わんとわからんのか。では、私が勝ったらお前には今の10倍厳しい訓練でもさせよか。お前に休みなどないと思えよ」
「ふっ!その余裕がいつまでもつかな」
いける今の俺な絶対に勝てる
勝負は一瞬
始めの合図とともに加速で移動しつつ限界突破を使って全ステータスUPさせて至近距離で浄化の一撃をあてる。これで勝ちだ
♦♢♦♢♦♢
「今から勇者八咫と騎士団長カイゼルの決闘を開始します。双方準備はいいですね?それでは.....はじめ!」
審判の合図とともに八咫が動く.....
することは簡単
「『加速』」 このスキルは重心を傾けた向きに速度が加算される....
このスキルで最短距離を最速で....
カイゼルはまだ動かない
「『限界突破』!」全ステータスUP
まだカイゼルは動かない
「『浄化の一撃』!」渾身の一撃を放った
ここで初めてカイゼルが初めて動いた
「『パリ』」
渾身の一撃ははじかれさらに
「はぁ!」
最後に見えたのはきれいに弧を描いて自分の頭に直撃する直前
そこで俺の意識は堕ちた.......
・・・・・・・・
「は!」
ここは.....どこだ
知らない天井と薬品の匂い....
「起きたか今代の勇者様よ」
声のする方向へとゆっくり顔を向けると顔面しわだらけの老婆の顔がドアップに映った
「どわぁ!」
「なんじゃ人の顔を見てその反応は、レディーに対して失礼だろが」
「いや、老婆がなに言ってるんだ!レディーなんて言える年じゃないだろうが」
ゴツッ!
額に衝撃が走る
「生意気なガキじゃな....ここは医療室じゃ当分ここでおとなしく寝とれ」
そういうと老婆は去っていった
そうか俺は負けたのか....
あぁ....ここから出たら地獄の特訓が待ってるのか
マジで死にたい.....
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
ぜひコメントください!!( ^)o(^ )
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