2.願い

 今の私の仕事は障がい者施設の指導員です。


 最近嬉しいことがありました。


 ある利用者さんが私のことを苗字ではなく、名前で呼んでくれたんです。


 なんだか、嬉しかったです。


 この仕事を選んだのは、私自身も障がい者ですが、その経験を生かして、苦しんでる方に優しい光を届けたかったからです。


 毎日ドタバタです。


 でも、とても充実しています。


 そのお陰でしょうか?


 最近、小説の執筆もとても良い感じなのですよ。


 もし……もしですよ?万一ですよ?


 もし、小説で活躍ができる日が来ても、私は今の仕事をしながら執筆活動を続けたいです。



 だって、利用者さんの背中を押してあげたいですからね。


「大丈夫だよ!」って言って、その人が前を向けるようなお手伝いがしたいですからね。


 障がい者の方はとても繊細で傷つきやすい方が多いです。


 実際、私自身もそうでした。


 今は、だいぶ良くなることができましたけどね。


 かつては、食事もまともに取れない、まともに動けないくらい、心がボロボロでしたけどね。


 でも、暗闇を彷徨い、どん底を経験した自分だから、見えるものがあると思います。


 経験を生かして、マイナスな時期をプラスに変えて、私は苦しんでいる人たちに寄り添いたいです。



 沢山の苦しむ人に優しい光が見えるように願いながら……。



 そして、私は祈ります。


 大好きな祖父がまた綺麗な魂で生まれますように……。


 大切な人たちが今日も無事に一日を終えれますように……。


 そして……、



 苦しむ人たちに優しい光が見えますように……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

祈り 華ノ月 @hananotuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ