歴史の語り部

@yamadasora

歴史の語り部

俺は歴史の語り部と呼ばれる職業についている


その職業は歴史を語っていくことを生業とする職業だ


だが、それだけでは無いことも事実だ


何故ならその職業はウソの歴史も語っていくから


事実だけを伝えていくなんてことはあり得ないんだ


誰かを騙すためにウソの歴史を語ることだってあるし誰かを助けるためにウソの歴史を語ることだってある


そんな職業について人を騙し人を助ける語り部が主人公の物語こそこの物語だ最高だろ最低だろ


ふっふっはっはっさぁさぁここから始まるんだ俺の物語が語り部としての物語が


そう思っていた時期も俺にもありました


ねぇよまじでねぇよ俺が主人公のはずだろ


なんでよりにもよって俺が警察に捕まってんだ


「お前はあそこでなにをしていたんだ白状しろ」


「いやだからな言っているだろ語ってたんだよ」


「ええ騙ってたのか最低だなやはり極刑だ」


「分かりにくいことこのうえない間違いしてんじゃないよあと俺はなにもしてないわけじゃなかったか」


「やはりそうなんじゃないかやはり極刑だ」


「いや極刑言いたいだけなんじゃないか最初だな極刑だなんつっていやおもしろくないわ」


「お前はやはりいかれている久佐(くさ) からいと」


「ええいかれてませんよ」


「うるさいくさいわだまっていろ」


「おいくさいってなんだ俺の名前は久佐だわ」


「そうかすまなかったではおっぱいをもむか」


「どんな展開だふざけてんだろ語り部が語り部してないじゃないかいやまぁどうでもいいか」


「どうでもよくないだろ語り部が主人公なのが特徴のはずだろ」


「なんでお前がそれを知ってんだ」


「その理由はわたしが演じるものであるからだ」


「俺が語り部だからお前が演じろと言いたいのか」


「言い方がおかしくないかいや言いたいことは分かるけどまぁ仕方ない別にそれでいいか」


「では始めようか俺たち二人が助け合うものがたりをいや演じあうものがたりをの方があっているかもな」


「まぁどちらでもいいだろでは始まり始まりだ」


「おいそこ俺がやるところをなにとってくれてんのまじふざけんなよ俺が主人公なんだから」

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