第1.5話 「昔々2」

「はあ…」

琴音さんが出かけてからやる事がなくなってしまった。

まあ、また触り続けてもいいのだが、飽きてきた。

「たまには外出するか…」

そう呟き、外に出た。


「そういえばここにきてから外に出た事がなかったな。何だっけ、狐のような言い方だっけ?」

一応、琴音さんの発言は覚えてはいたが、正直どういうことかわからなかった。

とりあえずは、意識してみよう。

「こんにちは…新しい方ですか?」

「はいそう…ってあなたは?」

「私はルイです。まあ、見ての通り黒猫ですが」

「あ、はあ…」

ここは妖怪の村みたいな感じなのか?めっちゃ人外出て来るんだが。

「とりあえず、よろしくです」

「君は狐かい?」

「はい。琴音さんって…わかりませんよね…」

「え…あの琴音さん?」

何で知ってんの?


第6話に続く


あとがき

リーとかでてくるのかなり後になりそうです。

すんません

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