第10話 前編のエピローグと後編へのプロローグ

 アイドルスター殺人事件は、素人探偵団・シークレット探偵事務所の桜川とくらの活躍で、一応解決したかに見えた。Yuariは寛大な処置を検察に懇願し、刑の執行にはYuariの希望が配慮されることとなった。しかし、仲村や桜川らの脳裏には、納得のいかない何かが漂っていた。それは、Akiko側が散弾銃での殺害計画を固く否定したことだけではない。Akikoは大黒町岸壁で死体で発見されたが、神奈川県警では自殺、他殺の両面で捜査。仲間はAkikoはYukari を狙うことなどないと証言、二人は固い友情で結ばれていたと証言する。元カレ・黄瀬のマンションから、散弾銃が発見されたことが証拠の決め手になったことだけではなく、何かしっくりいかないものを、素人探偵たちは感情に抱いていた。

 警察側は、未解決事件の案件に対するプレシャーから、早く幕引きをしたいと考えている。後編は、未解決事件「渋谷・ジョイントベンチャー屋上殺人事件」が絡んで、アイドルスター殺人事件は、意外な方向へ展開する。

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アイドルスター殺人事件 Mr. Kreios @emitomisan007

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