最終話 打ち切りエンドは決して悲しむばかりではない。そのエンディングだったからこそ感じ取れたエモーショナルがある。完結が正義とは限らない!

◾️◾️◾️


「まさか、あの青傘の天使ブルーゴブリンを退けるとは。彼女の世界で言えば、彼女の性癖レベルも相当なものだったけど、多元世界を相手にした時の性癖偏差値ではやはりあの救世の伊咲に勝てるものではなかったか。結構結構」


 ここは多元世界マルチヴァースの重なり合う、とある次元の狭間に存在する斑模様の夢見少女アリス・イン・ザ・アスの根城。

 領域の主である斑模様の夢見少女アリス・イン・ザ・アスは、半ケツでカテーテルを弄りながら、ほくそ笑んでいた。


「僕の次の暇つぶしくらいにはなりそう。これもまあ、今度にするか」


 斑模様の夢見少女アリス・イン・ザ・アスは手に持っていたカテーテルを放り投げ、パンツをずり上げると、物干しハンガーにかかっているズボンを引っ張って履いた。


「僕もたまたまなんか出来ちゃったから宇宙征服に乗り出したけど、なんか出来ちゃったら出来ちゃったで暇だもんな。ふふふ、救世の伊咲イサキと遊んでやるのもやぶさかではない……」


 斑模様の夢見少女アリス・イン・ザ・アスは高笑いをした。それから少し恥ずかしそうに辺りを見回して、誰もいないことを確認する。


「せいぜい束の間の平穏を謳歌しているが良い! 遼2、そして渡伊咲よ! お前たちの戦いはこれからだ!!」



続く。


 ご愛読ありがとうございました!

 いつか現れるかもしれない、次の世界イサキにも末長く、世界が終わるまでくらいはご期待ください!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エロス・マルチヴァース・ワンダラー 宮塚恵一 @miyaduka3rd

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ