第39話

波風立てずに平和に日々が過ぎていけば

それで良いシね

でも

どうしても混じらざる得ない

体育祭だの学校行事のときだけ

四苦八苦すれば

あとはひとりぼっちでも

大半の日常は平穏に過ごせるシね


そこまでがんばって(?)

暗黙の了解?

結果??を

作り上げてきたのに

何かしらのタイミングで

パンドラの箱

あたしの存在が浮き彫りになることもある

いつもひとりぼっち

友達一人もいないアユニ

そんなパンドラの箱の存在が


クラスの輪とは関係が希薄すぎて

理科の教室移動の変更とかね

あたしだけ知らなくて

変更前の教室行っちゃって

クラスの皆さんは変更後の教室へ

そこでふっとあたしの話題になって


誰かアユニに変更教えた?

え?あたしそこまで友達じゃないし。

てかあの子友達いんの?

ってな感じにあたしの存在が浮き彫りになり

パンドラの箱なんて簡単に壊れちゃう


そうなるとあたしの学校生活

イタタ いたたまれなくなるシね

居心地の悪さゆえに

いじめられてるわけじゃないけど

不登校になっちゃうって原因コレだよ

って理解してる大人や先生がどれくらいるんだか

そう考えたらより相談なんてできないよね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る