第27話

現場監督 B

「はあ~☆つまんねえ、後輩イビリでもするか………。」


監督見習い C

「あっ!先輩やめてください!それ僕の携帯じゃ無いですか!勝手に開かないで!ダメですったら!」


B

「良いじゃねえか……何々、『マモル君、好きよ♡愛してるわ♡』だって?ヤダねえ、勝手に返信しちゃおうか?『俺は好きじゃねえよ。他に女も居るし、大体タイプじゃ無いし。バカじゃねえの?』と!どうだ!んっ、返信来たぞ!『マモル君、今までの交際は何だったの?二股掛けてたの?もう信じられない!泣いちゃう!』だってさ!」


C

「先輩!何て事するんですか!勝手に返信して良い訳ないじゃないですか!どうしてくれるんですか!」


B

「へっ!知るかよ!お前と彼女がどうなろうと!目障りなんだよ!早く消えろよ!」


C

「先輩!それパワハラですからね!それに勝手に返信だなんて、名誉毀損、傷害、どうしてくれるんですか!」


B

「Cよ、あんまり先輩を舐めるなよ、お前が彼女居るなんて、100年早いんだよ!バーカ!」


………………………………


監督見習い C

「黒川社長さん、…………という訳なんですよ。酷いでしょ。ウチの上司から『黒川社長さんなら、いろいろ相談乗ってくれるから……。』って聞いて来たんです。すみません、ヨソの会社なのに……。」


黒川社長

「ああ、オタクの建設会社の高中部長は私の同級生だから、よく知ってるよ。


そうかあ、それは酷い先輩だねえ。人間の皮を被った悪魔だわ、それは。人の幸せを喜べずに、メールにイタズラで勝手に酷い返信するなんて、人間のクズだね。仏のタエちゃんも怒るよこれは!どうしてヤろうか?八つ裂き?釜茹で?目をホジくる?〇〇玉潰そうか?〇〇チン切っちゃおうか? B 鍋にするか? B 唐揚げ? B 締めサバ? B のタタキ? B の刺身?100回殺しても気が収まらんわ!


ねえ、純ちゃん、ヤっちゃう? B 監督の八つ裂きのバラバラ事件!」


桜井秘書

「私もそれを聞いてムカムカしてきました!考えられる最大の制裁を与えたいです!」


黒川

「じゃあ、今夜決行やな!」


………………………………


B

「おっ、今日は酒呑んでご機嫌だぜ。んっ?誰か居るのか?あっ!痛い!誰だ、体の自由が利かねえ!えっ?俺の手が!俺の指が!俺の脚が!腹が!胸が!バラバラじゃねえか!どうなってんだ!これは死んだな………。やっぱり後輩を虐めたのがバチが当たったのか?人の心を踏みにじるような事をしたからか?神様、次に生まれた時は全うな人間になります。ゴメンナサイ。アーメン…………。」


とうとう B は気を失ってしまった。


黒川と桜井は B 監督に有り得ないVR映像を見せたのだった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る