第13話
高山商会本部にて
鈴木会長
「何だかなあ、青蛇がヤられたらしいぞ、蛇の天敵の鷹や鷲じゃねえのか?まあ、金太も不甲斐ないよ。」
金本社長
「最近の若造は……根性が無いからな。命張って何かヤるって事がねえんじゃ無いの?
あれっ?会長、何か大型トレーラーが突っ込んで来ますよ!ああ!避けて!」
大型トレーラーの運転手は、黒川社長みたいだ。
「オラオラ、雑魚はスッ込んでな!こちとら、そんなに気が長くねえもんでな!さあ、行くよ!今度は逃がさねえ!覚悟しな!」
鈴木
「金本!何とかしろ!あのトレーラーを止めるんだ!社屋がバラバラになっちまうぞ!」
金本
「会長!ダメです!社屋は諦めましょう!命のほうが大事です!トレーラーに引かれてしまいます!」
トレーラーが数度アタックして、社屋がバラバラになったところで、運転手が降りてきた。
「高山商会の責任者出てこい!葉山のレジャーランド建設を反対しやがって!ろくな者じゃねえな!おい!そこのハゲ頭!オマエか?責任者は?分かってるんだろうな、反対したらどうなるか?命の一つや二つじゃ間に合わねえぞ!」
見事に社屋はぶっ潰れてしまっている。
鈴木会長
「なあ、何の恨みが有ってこんな事を……?」
金本社長
「こんな事をして……どうなるか分かってんのか!」
黒川社長
「目には目を、歯には歯をだ。話し合いには、話し合いを。暴力には暴力だよ。ちゃんと礼儀を持って話し合いをすれば良いものを。力ずくでヤろうとか、チンピラみたいなヤツを使って進めようとするからさ。どうだ、ちゃんと話をしねえか?」
鈴木会長
「これ以上暴れられても困るからな、約束は守るよ、ちゃんと話し合いをだな。鷹か鷲かと思ったらワニだったな。」
金本社長
「もうこれ以上暴れるのは止めてもらえますか?」
黒川
「ヨシッ!これで手を打つか!また変な動きをしやがったら、タダじゃ済まねえからな、よく覚えとけよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます