第6話

田代

「的外れの話だったらゴメンなさい……

実のところ、水野会長と黒川社長って何も無かったんですか?」


水野

「おお、攻めた話だねえ……そうだなあ、俺の口から言うのも何だけど……。」


黒川

「ちょっと待った!俺とタカ坊が……だと?そうだなあ、共同作業と言えば、宝石ドロボウ位かなあ、あれはルパン三世も真っ青だったよ。時価数億円のイギリス王朝のルビーのクビ飾りを見事に盗んだんだからな!」


水野

「君が『あの、ルビーが欲しい!あれじゃ無いとイヤ!』って言うもんだから……。」


田代

「ちなみに、水野会長は黒川社長の事を……?」


水野

「ああ、意中の人という事にしておこうか?腐れ縁とも言うがな。ビジネスパートナーとして活動したこともあるしね。」


田代

「黒川社長は どうなんですか?水野会長の事を大切に思ってるんじゃ?」


黒川

「君はどうしても、私とタカ坊をくっ付けたいらしいな。そこは察する所だろ?俺が大暴れ出来たのも……タカ坊の庇護があったからだと分かってたよ。アタシ一人じゃ、この世界は自由に成らないってね。

ありがとよ、タカ坊……。」


水野

「今日はこういう展開なのか?タエちゃんに、ありがとう言われるなんてな。田代君にも礼を言っておくよ。」


黒川

「ねえ、タカ坊って私の事が好きなの?」


水野

「ああ、特別な存在だな……好きと言えば好きだし……でも、男女の関係というよりは、姉弟っていう感じだね。」


田代

「それはそれで素晴らしい関係だと思いますよ。」


黒川

「タカ、まだアタシの質問に答えてないよ!」


水野

「俺は好きだな~☆タエちゃんが……。」


黒川

「正直で宜しい!」


水野会長……無理やり言わされてますね。笑

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