最後の告白を・・・
スパーク→雪白紅音
第1話
俺、
彼女は学園1の美少女と呼ばれているのだが蒼太に好かれれば、そんものどうでもいいと言ってる。
本当によく出来た彼女だ。
だが俺はそんな彼女の事を振らなくてはならない。
さてどうやって振るか、普通に別れて下さいって言って別れれるなら困りはしない。
だが幸いな事に今日から3日間は文化祭がある。
その3日目に行われるプログラムで公開告白ならぬ公開失恋をしよう。
1日目2日目は2人っきりで文化祭デートをした。
だが俺は、嫌われるために彼女にずっと冷たくしていた。
冷たくする度に俺は罪悪感に襲われていた。
だが彼女も負けじと手を繋いだりあーんをしてきたりとしていた。
だんだん別れたくないと思いながらも冷たくするのだった。
↓↓↓
今日は文化祭3日目彼女に別れを切り出す日だ。
少し話がズレるが俺には親友がいる名を
康介は氷華の親友の
今日公開告白をすると言う相談を俺は康介から受けている。
「康介頑張って来いよ!」
「おう!行ってくる」
俺は康介を見送り康介は、壇上に上がり自己紹介をして藍里が好きだと告白をした。
それを見ていた藍里は涙を流しながら「こちらこそお願いします」と返事をしていた。
そりゃあそうだ俺は康介から氷華は藍里からお互いの事を好きだと聞いていたから成功するに決まっている。
康介が頑張って公開告白したんだ俺も頑張ろと思っていると司会の方に呼ばれた。
俺は康介の後プログラムの最後となっていた。
俺は氷華と藍里に行ってくると伝えると藍里は少し悲しい顔をしていた。
壇上に上がりよる途中で康介とすれ違う。
俺は康介の告白の後に別れ話をするのは申し訳無いと思いすれ違う時に小声で「ごめん……」と謝った。
康介は俺がなぜ謝っているのかを分からず。
「え?」と戸惑っていた。
壇上に上がり俺は自己紹介をした。
「3年1組の里見蒼太です」
それでは初めて下さいと司会の方が合図をする。
俺は一息着いて話始める。
「今日は彼女に姫咲氷華さんに別れを伝えるためにここに来ました」
俺がそう言うと彼女は「え!?」っと驚いていた。
彼女にもスポットライトが当たる。
いきなりだが俺はもうすぐで死ぬ。
もうすぐって言っても後2年はあるんだけど。
だけど俺が死んだらあいつは悲しむだろう、だから俺はあいつに嫌われようと思った。
その事を康介と藍里に伝えたそしたら「「バカだろ」」って言われたそして2人は泣いた。
自分でもバカだなと思うけどそれ以外考える頭がなかった。
「俺はもうお前に愛情はない。俺はお前の事が世界一嫌いだ」
言ってる間俺はずっと胸が締め付けられる痛みがあった。本当は別れたくない氷華が世界一好きだこれからも2人で生きて行きたい。死ぬのは怖い。
だが俺はもっと彼女に嫌われるように言った。
「お前と居るのはもう辛いんだよ。俺と別れてくれ。」
俺に縛られて悲しい思いをして欲しくない。
お願いだ「はい」って言ってくれ。
「嘘つき」
「え?」
いきなり嘘つきと言われてしまった。確かに嘘はついているがなぜ分かったのだろう?
「え?じゃないよ私の事が嫌いならどうして泣いてるの?どうして辛い顔してるの?」
そこで俺は言われて気づいた目から涙が止まらない、拭いても吹いても止まらない。
「どうしてだよ止まってくれよ」
↓↓↓
俺はそれからずっと泣いて居たため司会の人に強制的に止められてしまった。
司会の方に謝り氷華と教室に行った。
俺が泣き終わった頃に氷華に聞かれた。
「蒼太どうして別れてくれなんて言ったの?」
それから俺は自分が後2年で死ぬ事、氷華には俺に縛られず生きて欲しい事を話した。
それを聞いた氷華は泣いていた。
「泣かないでくれよ氷華」
「バカ蒼太、泣くに決まってるでしょう。何年付き合ってると思うのよ」
「5年、中学2年生の頃から」
「そうでしょう。その間、私は自慢じゃないけどモテた色んな人に告白もされた、街に行くとナンパもされた。それでも私は蒼太以外に彼女になりたいと思った事は無いわ」
「俺も氷華以外の女性に興味ないよ。それに別れたくない、死ぬまで氷華と一緒に居たいよ。」
「ならそうしようよ」
「無理だよ、治療方法が見つかって無いんだ。だから俺は氷華に別れを切り出したんだ」
「だったら一生無くならない思い出を作ろうよ。まだ2年あるんでしょう。色んな事が出るじゃない」
俺はその提案を聞いてまた泣いてしまった。
「やっぱり氷華が好きだな結婚したいな・・・」
俺は聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で言った。
「私も蒼太と結婚したいそれに蒼太との子供が欲しいよ」
「ならそうしよっか。けどその前に」
俺は氷華の目の前で膝を着いて・・・
「俺と結婚して下さい」
「はい」
↓↓↓
それから2年経つまでに俺と氷華は結婚式を挙げ2人で色んな思い出を作った。たまに康介と藍里も合わせて4人でも思い出を作った。
楽しい時程時間が過ぎるのが早いって言うがまさにその通りだった。20歳になる前に俺は死んだ。あれから2年もたってない気がする。
もう少し、氷華と一緒に居たかったな。子供の顔も見たかった。氷華に似て可愛いんだろうな。
↓↓↓
(氷華視点)
朝蒼太の病室に行くと、蒼太が死んで居た。私は先生を呼ぶのを忘れ泣いていた。
それから蒼太のお葬式があった。お葬式で私は泣いた多分一生分泣いたんでは?ってぐらい泣いた。悲しかった。
お腹の赤ちゃんも見せたかった。
それから月日が経った。私は蒼太の親と私の親に助けて貰いながら子供を育てた。子供の性別は女の子だ、
16年後、加奈が高校生になった。
私は決めていた、加奈が高校生になったら父親を教えようと。今まで加奈に私のお父さんは?と聞かれていたが、やっと教えられるんだ現実を改めて突きつけられると悲しいから心が成長してからがいいと思ったのだ。他にも理由はあるけど後でいいだろう。
私はDVDをセットする。ちなみにDVDには子供が高校生になったら見せて欲しいと書いてあった。
ソファーに座り隣に加奈がいるのを確認して再生ボタンを押した。
『これ撮れてるかな?』
その映像は病院のベットに座って動画を撮っている蒼太の姿があった。
『氷華、久しぶり。いきなりだけど俺は、氷華に伝えなきゃ行けない事が2つある。1つは感謝1つは謝罪だね。先に感謝を、俺は氷華と結婚出来て嬉しかったし子供を作れてよかった。死ぬ前に楽しい思い出を作れて良かったありがとう。それと謝罪は昨日2年経たずに死ぬって言われたよ。そこは伝えない、てか伝えくないごめんなさい・・・』
私は感謝を伝えられた時に泣いてしまった。
だけど謝罪された時に少し怒ってしまった。
「どうして言わなかったのよ、言って欲しかったよ蒼太。」
「お母さん・・・」
『多分謝罪した時にどうして言わなかったのか氷華は怒ると思う。だから理由を言うよ
理由は1つ、伝えた時に氷華は泣くと思うからだよ。俺はもう氷華の泣く姿を見たくない。
泣いてる姿も好きだけど氷華は笑ってる姿が1番可愛いからね。』
蒼太の言ってる事は全て正しい。私は伝えられたら絶対泣いてた。やっぱり私は・・・
「蒼太が好き」
『次に、生まれた子供についてだな。初めまして貴方の父親です。』
そう言って蒼太は加奈に自分の話をしていた。そうして最後に私を守ってくれと言った言い終わるとDVDは止まった。
加奈は私に向いて・・・
「お母さんは私が守るよ。お父さんとの約束だしね」
私も加奈を守ると改めて決めた。
見ててね蒼太、私がそっちに行くまでまだ時間はかかるかもしれないけどそっちで会ったらゆっくり話そうね。
最後の告白を・・・ スパーク→雪白紅音 @sy53412
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます