KAC20247 どれ選ぶ?「おばさん色のうんこ、うんこ色のおばさん、プリンな巨乳」

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話「巨乳の戦い」は、気持ち良いものばかりとは限らない。

 キモ質問。

「おばさん色をしたうんこと、うんこ色のおばさんは、どちらが、良いか?」

そんないじわる二択クイズ(どこかだ)に、今年で小学 5年生になるプリンちゃんという子も立ち上がった。

 「さっきの二択に私の巨乳を入れて三択にしたら、どうする?」

挑発的なことを言う子、だな。

「プリン」は、本名。

 巨乳にあこがれていたからか、デカチーズなどの巨大な乳製品をこう呼んでいた。

 「巨乳さん」

 …。

そんな、ある日のこと。

目の前に、「働かないおばさんの妖精」が現れた。

怖い、怖い。

が、本当に怖いのは…。

「こんにちは、小学生?ひひひひ…」

「え、何?」

「プリンちゃんは、巨乳好きなのね」

「う、うん」

「私たち妖精も、大好きさ」

妖精おばさんは、「学芸会に出てくる無駄な昆虫」のよう。カブトムシと芋虫が、合体したような姿。

「じゃあね、小学生?」

 「?」

「さようなら、巨乳にあこがれる小学生」

妖精おばさんは、それだけを言って去っていく。

…何をしに、現れた?

今、日本は、こういう意味不明なおばさん色に染められようとしている気がする。

いやでしょ?

「将来、ああいうおばさん色には染められたくない」

そう思ったなら、子どものころから努力しな。

「 本当にがんばれた人たちから金も仕事も奪って、知らんぷりしている」

その自覚が、無さすぎる。

今、過保護生活に慣れすぎたからか、運動せずにスマホをいじってばかりで、ぽっちゃり体型の子どもたちが増えたらしい。

気を付けな。

いつかまた、うんこ色のおばさんがやってくるぞ。

それか、おばさん色のうんこ。

働かないおばさん乳を、知っているかい?

アレって、インド料理に出るナンに似ているよなー。

ああ、怖い。

怖い、怖い。

が、本当に怖いのは…。

「…ったく。何なんだ、あの妖精おばさんは。うんこ色以上に、地獄色だな!」

ほえる、プリンちゃん。

え、どういうこと?

巨乳にあこがれるプリンちゃんは、実は男。

怖い、怖い。

ちょっと、どんでん返し。









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