1章 妻に死なれた男

第1話

 

「尾崎、お茶をくれる?」

「はいはい」

 古めかしい木造の平家。不可思議でキテレツな雑貨が所狭しと置いてあり、香木を炊いているせいでむわっとした香りが広がっている。

 小曳彼岸こひきひがんは奇妙な女だ。この古めかしい古民家で一人、暮らしている。樹海と呼ばれる深い森の端っこで「相談屋」を営んでいる。


 この樹海と呼ばれる森の主である俺がここにいるのはあの数日前の夜の出来事がきっかけだ。


***


「な、なんだよ!」

「だって、私……

 無茶苦茶なことを言った女は、真っ赤な瞳を輝かせた。

「死神さん、お名前は?」

 名前……? 俺の名前はオサキ。というか、人間たちは俺の社に来ると「お稲荷さん」だとか「お狐様」だとか呼ぶから、俺に名前の概念などなかった。

 ただ、あの絵吉という男が狐時代の俺を見て「オサキ」と呼んだから、オサキで通しているが……死神っぽくはないよな?

 とはいえ、死神っぽい名前ってなんだろう……。

「あら、名前はないの?」

尾崎おざき

「素敵なお名前ね。よければこの子を埋めに所までご一緒してくださらない?」

 女はそういうが早く、俺に背を向けるとさっさと歩き出した。つかみどころのない女。ちょっとムカつく。

「この子はね、私を救ってくれたのよ」

 女は少しうわずった声で言うと悲しそうに俯いて、カラスの死骸を見つめる。人間は表情が豊かだ。寿命が短いからか泣いたり怒ったり、悲しんだり。まだ俺の社に参拝する人間がいた頃たくさんの願いを聞いたものだ。

「そうかい。お嬢さんを?」

「そう、この子が死んでくれたおかげで私の寿命が4日伸びたの」

 この女は何を言っているんだ?

「お嬢さん、どう言う意味?」

 女は足をすすめながら俺の方を向く。

「私の名前は小曳彼岸こひきひがん、彼岸でいいわ」

 話を逸らされた。彼岸は名乗った後に少し小走りになって、突然足を止めた。しゃがみ込んで、カラスの死骸を置くと素手で地面を掘り返した。

「手伝って、尾崎」

 俺を呼び捨て気にするとはいい度胸だ。というか、人間のくせに道具を使わないのか、この女は。

 俺は近くに落ちていた枝を拾うと彼岸のそばに寄って地面を掘る手伝いをする。ってなんで手伝っているんだよ、俺……。

 土だらけになっていく彼岸の細っこい手を見ながら土をガリガリと枝で削る。元の姿に戻ればこんなものすぐにできるのに。死神と名乗ってしまったばっかりに狐の姿に戻ることはできない。

「死神の俺様に穴を掘らせた女は初めてだな」

「ふふふ、ありがとう」

「ふん」

 しばらく地面を掘ると、彼岸はカラスの死骸を穴の中にそっと置いた。そのまま手を合わせると、彼岸は掘り返した土をかけていく。人間とは不思議なものだ。死んだ生き物をこうして器用に土の中に埋めるのだから。

 森は賢い。穴なんかに埋めなくたって死骸は獣たちが食い、虫たちがバラし、植物が生えて吸収してくれる。

「よし、おやすみなさい。ハナ」

 彼岸はパンパンと手を叩いて土を払った。乾いた手の音が静かな森に響く。音に驚いた夜鳥が飛び立つ。

「さて、俺をこきつかったんだ。その彼岸堂とやらでもてなしてもらわなければな」

 怖いだろう? 死神が家に来るなんて、怖いだろう?

「えぇ、もちろん。もしも居場所がこの森の中ならずっと彼岸堂にいてくださってかまわないのよ。ふふふ、よければ私のお手伝いをして」

「んなっ、なんで死神の俺が人間の手伝いなんか」

「私、今日から余命4日なの」

 彼岸はとても綺麗な顔で言った。凛としていてまるで火照っているような魅惑的な表情。死に魅せられた者の表情。



——そう、この子が死んでくれたおかげで私の寿命が4日伸びたの



 と彼岸が言ったのを思い出した。

 あの時、話をはぐらかされたが全くの意味不明だ……。

「あっ」

 思わず声が出てしまった。それは俺の鼻に、あのひどい死臭が香ったからだ。カラスを持っていたから漂っていたのではない。ただよう死臭だったのだ。異常に濃い死臭。

「どうかしたかしら」

「余命4日?」

「あら、死神さんは私の余命がわからないの?」

 こんの女……俺を小馬鹿にしてやがるな! クスクスと笑う彼岸。まるでここが深夜の森の奥ではなく、日向いっぱいの野原にでもいるような表情だ。

「死神は人間なんていう下等生物に教えてやる義理はないからな。でも、お前はどうして余命4日だとわかる?」

 彼岸はまたクスクスと笑う。

「小曳家には代々呪いがあってね」

「呪い?」

「えぇ、小曳家に生まれたものは。だから、先祖代々死に触れる職業についているんです」

 そんな呪い聞いたことがない。数百年生きている俺でもだ。知らないけど、知ったふりしとこう。なんか悔しいし。

「ほぉ」

「葬儀屋、特殊清掃、火葬場、解剖医、屠畜業……現代ではたくさんの死に携わる仕事があるわ」

「じゃあ、あんたはこの森で死んだ人間でも探してんのか?」

「いいえ、私は小曳家の初代当主・小曳椿が始めたをこの樹海のそばで店を開くことにしたの」

 小曳椿、聞いたことがあるような。ないような。俺が考え事をしているうちにほとんど森の入り口に着いていた。こんなところに来るのは久方ぶりだ。100年ぶり、あの戦火の日以来か。

「ほぉ、死に触れないと死ぬ女が人の死に話を聞くって? まるで死神じゃないか」

 俺の精一杯の嫌味。

「あら、ますますあなたにピッタリじゃない。ねぇ、是非彼岸堂で一緒に働いてくださらない?」

 ダメだ。俺の実力じゃこの女には到底勝てない。肝の座り方も頭の回転も余裕も全部だ。

「ま、いてやらないこともない。お前が四日で死ぬんだ。それを見届けてやるのも死神の役目だからな」

「素直じゃないこと」

「うるさいっ」

 彼岸はクスッと笑うとパタパタと走り出した。彼女のいく先には古めかしい古民家がポツンと立っていた。

 


***



「なぁ、彼岸。この花を折っちまえば死なないんだろ?」

 土間の竈門、格子の窓から見える裏庭には真っ赤な彼岸花が咲きほこっている。彼岸は死の相談を受けた後、この彼岸花を摘み取って裏の小川に流す。

 花を殺生することで「死」に触れ、その寿命を4日ほど延ばす。彼女の親兄弟や先祖代々は医療職や介護職、葬儀屋なんかの死に触れるような仕事について毎日死に触れることで普通の人間と同じように過ごしているらしい。

 でも、彼岸は違う。ここで相談人を待ち、来なければ寿命を迎える。それを彼女は望んでいるのだ。

「そうね。けれど、そうしてしまっては意味がないでしょう?」

 コトコトとやかんが音を立て始める。まったく、人間ってのは面倒臭い生き物だ。わざわざ湯を沸かして、乾燥させた茶葉をいれて飲むなんて……。

「彼岸は死にたがりだな。まぁ、俺は死神なんだしそれでもいいさ」

「ふふふ、でもハナが死んでしまったおかげでで、私の命も後4日」

 ハナ、というのはあのカラスの名前だった。なんでも彼岸がここに店を構えた時に出会った相棒で、数年共に過ごしたらしい。

 古いが綺麗に手入れしてある湯呑みを二つ、それから急須に茶葉を入れて湯を注ぐ。彼岸がケホケホと咳をした。彼女が動くたびにひどい死臭がする。香木を炊いて誤魔化しているが、俺の鼻は誤魔化せない。彼女の体は常に「寿命4日」つまりほとんど限界の状態なのだ。

 まったく、人間ってのは弱い生き物だ。すぐに死んでしまうのだから……。

「できたぞ」

「ありがとう、尾崎」

 彼岸はゆっくりと体を起こして湯呑みを両手でもっとずずっと茶を啜った。明かりの下で見る彼女は妖怪のように美しかった。濡れガラス色の長い黒髪、真っ赤な瞳は異質で、たいそう美人だが質素だ。質素というのは化粧っけがないというか色気がないというか……。

 月明かりの下にいた時は妖しい雰囲気だったが、ここではか弱い人間の女だった。俺も釣られるように茶を飲む。別に美味いわけじゃない。自分で淹れる茶なんて……。

 俺の脳裏には遥か昔、絵吉と一緒に食った餅と茶の記憶が浮かんだ。絵吉の腰に着いていた餅を盗んで食った。そしたらあいつはひょうたんに入った茶を手に組んで俺の口の前に寄越した。あいつの笑顔、それからというものの、社に捧げられるものは美味かった。酒に米、油揚げ……。

「尾崎、尾崎ったら」

「んなっ」

「死神様が考え事?」

「な、なんだよ」

「いつまでその汚い服を着ているつもりかしら?」

 コトリと湯呑みを置いて俺の体を指差した。この動きにくい服、そういえば森を抜けてきたから枝やら土やら虫やらがくっついている。

「死神に着替えろって?」

「あら、着替えないの……?」

「いや、それはその……」

 彼岸はよっこいしょと声をかけてから立ち上がると古い桐のタンスの中から紙につつまれた着物を取り出した。

「これは、先代から受け継いだものだけれど、あなたの背格好に合うのではないかしら」

 深緑色の作務衣だった。埃と桐の香りがするが着心地が良さそうだ。ま、来てやってもいいか。

「フン、まぁ悪くない」

「台所を出て、左側にかわやと風呂があるわ。薪を燃やして沸かせば入れるけれど、いかが?」

 風呂なんてものは入ったことがない。人間たちが入っているのは見たことがあるが……。ほかほかの湯に楽しそうに入るんだよな。そうそう、湯から出てきた人間は「さっぱり〜」とか「すっきり〜」とか幸せそうな顔をしやがるんだ。

「薪ってどうやって沸かすんだよ」

「尾崎、薪を沸かすんじゃなくて、薪を燃やして湯を沸かすのよ」

 彼岸はクスクスと笑うと俺の肩に捕まるようにして立ち上がるとよろよろと買って口へ向かった。古い突っ掛けをはいて、ガラガラと鍵もかかっていない戸を開ける。俺は急いで外へ出る。

「尾崎、そこに積み重なっている薪をとって」

「これか?」

「そう、5本くらいかしら」

 木を取り出して、俺は抱える。乾燥して軽い。人間ってのは手間のかかることが好きなんだなぁ。

「あいよ、そんでどうするんだ?」

「この窯に入れて」

 勝手口からちょっとのところに小さな建物があり、外に窯の蓋がある。どうやらここで火を焚くと湯が沸く仕組みらしい。

 言われた通り木を入れてみる。彼岸はシュッと小さい木の棒を滑らせて器用に火をつけると燃えやすそうな灰色の紙と一緒に窯の中へ放り込んだ。ぱちぱちと音を鳴らし始めた頃、彼岸が建物の中から声を上げた。

「そろそろ良い湯加減よ。入ったら」



 人間の姿のままじゃないと溺れそうな深さの大きな風呂にちゃぽんと足をつけてみる。あったかい。じんわりとした心地よさが足先から頭のてっぺんまで広がる。首根っこまで浸かればもう安心。

「気持ちいぃ〜」

 体がとろけてしまいそうだ。人間はこんないい気持ちを味わっていたのか! 体がほかほかして、じんわりあったかい。ぽかぽかで、ふわふわだ。

「湯加減はいかが?」

 うちわのようなものでパタパタと仰いでいるのだろうか。炎の音が強くなったり弱くなったりする。風呂の底がじわっと熱くなるのは外の釜はここに繋がっているからだ。

「とても良い」

「そう、死神様に喜んでもらえてよかったわ」

 俺はしばらくの間、風呂を楽しみ体をせっけんとやらで洗ってもう一度あったかい湯に浸かって、いや結構浸かってそれから風呂場を出た。

 人間たちが「さっぱり」だとか「すっきり」だとかいう気持ちがわかった。さっぱりだしすっきりだ。

 風呂場のすのこの上で体を拭って、あの作務衣を身につける。やはり、着心地がいい。少し曇った鏡に映った人間と目が合う。

 俺がこの男を森の中で見た時は、もっとどんよりしていて絶望に満ちた表情をしていた。薄汚れ、口はだらしなく開き、目は濁っていた。けれど、今は違う。生気に満ち溢れていて、とてもいい男だ。浅い色の金髪から水が滴り、まるでたぬきの野郎みたいな甘い垂れ目。それでいて瞳の奥は鋭い茶色、体には程よく筋肉がつき、人間にしては美しいと思える見た目だ。

「ふーん、こいつなかなか、いい男じゃないか」

 顎を撫でながら鏡の中の男に魅入る。吊り目であれば完璧、だな。

 それに、この男……なかなかいいものを持っているじゃあないか。



 風呂を出ると、今度は彼岸が風呂に入ると言い出した。せっかくさっぱりすっきりしたのに、俺はうちわで火加減を調整する。煤が飛んでくるし、暑っ苦しいし最悪だ。あの女……これがわかっていて俺を先に入れやがったな!

 汗がこれ以上落ちてこないように手拭いを額に巻いて、俺は彼岸が満足するまで火を強くしたり、薪を減らして弱くしたり……ったく! なんでオサキキツネである俺様がこんな使用人みたいなこと……!


「尾崎、一緒にこれを飲みましょう」

「なんだよこれ」

「こーひーみるくよ」

「なんだ……」

「いいから飲んでみて」


 彼岸は台所の冷たそうな箱の中で冷やしてあった瓶を俺に寄越した。中には泥水のような色の液体が入っていた。

 キャプンと音を立てて彼岸はビンを開けると泥水をぐいっと飲み干した。人間は泥水を冷やして飲むのか……?

 俺がキツネの時ですらそんなこと滅多にしなかったぞ? そもそもこの森の中には綺麗な小川がいくつも流れているし、雪解け水だってある。

「ぷはぁ〜っ」

 彼岸は変な声をあげると、俺の方を見て早く飲めと目配せをする。俺はその圧に負けて、泥水の入った瓶のフタをつかんだ。

「ええいっ!」

 カポンと蓋を開けると目をつむって、一気に流し込む。泥水なんて、オサキキツネの俺様なら……ってあれ? 口の中に広がるほのかな苦味とコクのある甘味。まろやかな口当たり……。

「うっま」

「でしょう?」

 彼岸は懐紙で口を拭うと美味い泥水「こーひーみるく」の瓶を片付ける。

「お風呂上がりはこれと決まっているのよ。死神さんもこれは初めてだったでしょう?」

「あぁ、うまかった」

 彼岸はにこりと微笑むと

「あなたの寝床は屋根裏だけれど、いいかしら」

 と提案してくる。屋根裏は好きだ。だって、人間よりも高いところで奴らを見下すことができるのだからな!

「別にかまわん」

「じゃ、そこの梯子を上がってね。さぁ、4日以内に相談者はくるかしら。あなたがいるんだもの。きっとくるわ」

 彼岸は部屋中の蝋燭を吹いて消すと、俺に小さなランタンを渡してくる。

「おやすみなさい、かわいい死神さん。今夜からよろしくね」



***


 あと2日。

 彼岸の余命が尽きるまでだ。

 近づくにつれて、彼女死臭が濃くなっていく。

「彼岸、食い物は」

「冷蔵庫に雑炊があったでしょう」

「食えるのかよ」

「あら、死神さん。優しいのね」

「べ、別に……」

 彼岸は「大正ロマン」というのが好きらしい。この家のものは全てその時代のもので揃えられているとか。確かに、よく森に死ににくる連中はもっとなんというか良いものを着ているし、不思議な機械のようなものを持っていたりする。スマホ、だっけか。拾って何度か触ったことがあるが俺もちょっとほしい。

 彼岸も古いパソコンとやらを持っているがあまり使わない。この女は「大正ロマン」が好きなのだ。「大正ロマン」にパソコンは必要ないらしい。

 小さな鍋に雑炊を移して釜戸の方へと持っていく。マッチで火をつけるのも慣れたものだ。たった数日で俺は人間の暮らしに慣れることが可能だ。そりゃそう。俺はオサキキツネだからな。

 彼岸がこちらをじっとりと見ている。なんだか気恥ずかしいな。この女、本当に何を考えているかわからない。

「尾崎、お客様よ」

 彼岸は小さくいうと体を起こした。ベッドの脇にある変な色の臭い水をシュッと自身に振りかけると柄のうるさい着物を羽織った。

 あっけに取られている俺を差し置いて、彼岸は玄関の方へと歩いていく。

「尾崎、お茶をもう一つ」

「わ、わかったよ」

 彼岸はさっきまでの弱々しい姿ではなく、凛とした雰囲気で怪しい麝香の匂いを漂わせる。人間の鼻であればあの死臭を誤魔化せるだろう。


「お邪魔します」


 彼岸がつれてきたのは、人の良さそうな男だった。しかし、その男の顔はひどいものだ。まるで森の中に死ににくる人間のような。絶望と悲壮に溢れた顔。両頬には涙の筋が残り、目は真っ赤に腫れ上がっている。

「尾崎、ご案内して」

 ご案内して、などと言われてもどこに? 俺はここにきてまだ数日だぞ? まったく人使いの荒い女だ。

「ここでいいか」

「えぇ、お客様が奥になるようにね」

 玄関からすぐの小綺麗な座敷。漆の美しいちゃぶ台があり、奥には花柄の座布団があり、その向かい側にはふかふかの椅子がある。ふかふかの椅子の横には小さな座布団、多分俺はこの小さな座布団だろうな。なんか、小間使いじゃないか。全く。

 客の男は座って背を丸めるように小さくなると俺に会釈をした。俺も同じようにとこと向かい合うように部屋のはじにある座布団の上にあぐらをかく。

 しばらくすると茶乗せたおぼんを持った彼岸がやってきて俺たちのちゃぶ台に湯呑みを置くとこの部屋の中で一番豪華な椅子に座った。


「それじゃ、あなたの死への思いを聞かせてくださる?」




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