第10話 最奥部①

 ニンフュが仲間になったが、花畑からは動けないから、キュービーとオロチューで散策を続ける。今回の検証は…


・回復魔法について


・土地の加護の技術向上


・創造魔法で攻撃


の3つくらいかな。新たに気づいたらその都度追加しよう。


 善悪がわかったら、町に行っても大丈夫そうだな。ラポーラはそろそろ町に行く事に決めた。



 前世でラポーラは悪い人に何度も騙されたり邪魔された。悪い人も校正させる役割も大切だとわかっているがどうしても悪い人に騙されてばかりであった。ラポーラは優し過ぎたのだ。

悪い人でも分からずに困ったと言えば助けてしまう。


 なので、善悪がわかるスキルさえあれば悪い人に騙されないと思い、町に行く決心がついた。


 町に行くのはとりあえず後にして、悪の魔獣を狩り、アイテムボックスをいっぱいに近づけよう。



 ラポーラはオロチューとキュービー、そして花(ニンフュ)にむけて、「今日は悪の魔獣を借りまくって同時にアイテムボックスの中身も増やして行こう。」



  仲間は同意す。ニンフュはわからないけど。


 ラポーラは魔物を中心に土地の加護をフル活用して悪認定の魔物を倒す事を中心に行う。キュービーとオロチューはラポーラの取れない所にあるような薬草や鉱物、邪魔する魔物を狩りラポーラに届ける。



「魔物に創造魔法で攻撃をするには、やっぱり最初はこれかな。落とし穴。」魔物がラポーラに襲って来る前に落とし穴が現れる。無い状態から物が作れるだけでなく、ある物を無くす事も出来るようだ。削除の応用として考えたけど上手く行った。



 魔物は落とし穴に落ちる。その上から大きな石を落とし潰す。無事討伐出来た。よし次は、落とし穴を創造しその中に剣山のように針を巡らす。よし。色々と検証できてる。



 色々と検証しながら歩いていると地図上では森の最奥部についた。最奥部は何か薄暗い雰囲気である。その先は高い崖で進む事は難しいようだ。地図にはその先のことは書かれていない。



 ラポーラはここが終わったら、街へ向けて戻ろうと考えた。

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