第12話

下見を終え、二人で駅に向かって歩く。


『そういえば、誕生日で思い出したんですけど、葵さんって誕生日いつなんですか?』


「俺か?今日が4/16だから昨日だな。」


『え!?昨日!?早く言ってくださいよ!!葵さんちょっとここで待っててください!』


「待つって・・・おい!どこ行くんだ!」


『すぐ戻ってきますんで~!』


ー数分後・・・


両手にビニール袋を提げた凛が戻ってくる。


『お待たせしました~!葵さん何が好きか分からなくて色々買ってきちゃいました(笑)』


「なんだそれは?」


『なにって葵さんのお祝いですよ!これから私の家でパーティしましょ!丁度明日は学校お休みですし!家もここから近いんですし!』


「いや、初耳なんだが・・・というか家近いのか?俺の家もここの近くなんだが。」


『なら丁度いいですね!今からいきましょー!』

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