やめろ、本は寝かせたらおしまいだ。友人が叫ぶやいなや次から次へと部屋中の本が飛んできて、私が床に置いた本の上に積み重なっていく。山のように積み上がった本は、頂が天井に届いた瞬間、友人めがけて雪崩を起こした。そのあとの絶叫は、やはり彼の断末魔だったのだろうか。

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