いい
ルンダー盗賊団。
魔物と植生が世界一豊富な死の森の前にある大きい街とコロッセオを結ぶ道中を
主に狩場とする。300人規模の盗賊団。
「砦にその盗賊団の本拠地がるらしいぞ。」
「それが分かってて、なんで他の人らは盗賊団を潰しに行かないの?」
「良心的な盗賊だからだ。」
「良心的?」
「通行料を払ったら、見逃してくれるらしいぞ。その通行料が良心的な値段らしい。」
「でも、そいつらがいなかったら、無料で通れるんでしょ?」
「他の盗賊団の縄張りにされるぐらいならってことじゃないか。」
「それで、ジンはなんでその盗賊団を潰そうと思ったの?」
「収納袋小を持ってるって噂なんだよ。それにお宝の一つや二つ持ってるだろ。」
「ジンが欲しいならいいけど。もう結構持ってるでしょ?」
「小が7つ中が1つ持ってるけど。多くて困る物じゃないだろ。」
「そうだけど、300人も殺すのは骨が折れるわよ。」
「皆殺しにする必要はないさ。道すがら少しよるだけだ。収納袋小が手に入ったらラッキーって感じだな。」
それから、三日かけてルーン盗賊団のアジトを確認して、何人か拉致して、砦の情報を聞き出す。
「何箇所も抜け道があるのか。めんどくさ過ぎる。一応雨の日に作戦開始にするか。」
作戦は簡単。こいつらの食事に遅効性の毒を食わせて、こいつらの住んでる場所を建物ごと壊して崩す。そして、森から生き残った奴らを射撃する。
「まずは遅効性の毒だな。あれを使うか。」
昔採取した、遅効性の毒がある木の実を物質強化で毒を強化させる。
盗賊団の食事係にバレないように大量に投入して、盗賊どもが寝静まった時間に、全員で暴れ回って、盗賊団の寝ているて建物を倒壊させる。
それから、スノウとドラン以外は森に隠れる。
スノウとドランは空を飛んで、空からスノウは氷の矢、ドランは光の矢を倒壊し建物の上から叩き込む。
防御する反応がいくつかあったので、それらを射撃で殺す。
相手が完全に沈黙したのを確認して、スノウとドラン、アリシアで倒壊した建物を漁る。
「やっぱりいたか。」
死んだふりをしたやつが10人ぐらいいたので、そいつらも射撃と近接戦で沈黙させていく。
3時間ほど建物の瓦礫を退けて、収納袋小を持った男を見つけた。どうやら、ジャンヌが射抜いていたらしい。
収納袋小の中には金銀財宝と魔道具があった。
目の強い奴らの装備を剥ぎ取って、死の森の前の街に向かった。
「なあ?盗賊団潰して正解だっただろ?」
「そうね。まさか本当に収納袋小を持ってるなんてね。」
「幸先がいいな。死の森の前の街で売れるもん売ってから、あらゆる植物の種を買うか。」
「種?」
「死の森で農業したくてな。」
「それはいいわ。ジンの作った野菜は美味しいもの。」
「野菜だけじゃなくて果物も作るよ。」
「甘いものがいいわ。子供が好きだもの。」
「そうだな。甘いものか。」
ジャンヌは最近ことあるごとに子供ができた後の話をする。
もうすでに名前を決めたらしい。
「まずは、死の森の前の街で情報収集からだぞ。」
一週間ほど売れるものを売り、必需品を買って、植物の種と武器の調整をした後、死の森の情報を集めて、死の森に入っていった。
死の森はとにかく広大だ。魔力も濃いため強力な魔物が山ほどいる。
とりあえず、3月ほど、死の森を探索したのち、死の森を横断する大河の少し離れた場所に家を作った。洪水とか怖いし。
「ステータス」
名前 ジン
職業 農金
レベル 1
スキル 魔力操作5 魔力感知5 魔力回復5 火魔法4 風魔法5 水魔法4
土魔法 3 回復魔法4 補助魔法4
身体強化5 物質強化4
体力回復4 弓術5 剣術4
状態異常6
気配察知5 気配隠蔽5
並列思考4
固有スキル 農業3
中級職レベル56になった時、上級職に転職できた。職業名が農金はどうかと思うが。農民の才能があったらしい。
身長が213cmを超えた。大男になったが、NBA選手には俺より大きい奴らがいると思ったら、やっぱりNBAはすごい。
剣と弓をもう一段階大きくして、パワーレベリングしないと。
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