っr

翌日、


名前 ジン


職業 農民


レベル 1


スキル 魔力操作5 魔力感知4 魔力回復5 火魔法4 風魔法5 水魔法4 

土魔法 3 回復魔法4 補助魔法4

身体強化5 物質強化4 

体力回復4 弓術5 剣術4

状態異常5

気配察知4 気配隠蔽5

並列思考4


固有スキル 農業1


俺は職業を得た。職業は農民。俺の親が多分農民だったから順当だな。

ちなみにスノウの職業は剣士。戦闘職だ。

俺は戦闘職じゃないから、みんなより能力値にはレベルと共にどんどん差が出てくるな。


「それにしても、レベル1になったら急に体が重くなるな。魔力も心もとない。」


〜そうですね。早くレベルを上げましょう。〜


「そうだな。みんなにパワーレベリングしてもらおう。」


俺もスノウもパワーレベリングで二月でレベル70になった。

職業というものはその職業に合わせて能力値もスキルレベルも上がりやすくなる。

農民の場合、能力値は低くも高くもない、普通だ。戦闘職には負けるがテイマーのように能力値が全く低いわけではない。

そんな、農民の上がりやすいスキルは、農民固有スキルの農業のみ。

固有スキル農業はその名の通り、農業全般において人よりも優れた結果になる。

農民が育てた野菜は早く育ち、より美味しくなる。

戦闘には、あまり関係ないスキルなんだけど。


「でも、美味しいご飯食えるし、別にいいか。」


小屋の近くで俺たちが食うものを農業で育てといた。

さらに一月で、俺とスノウは中級職になった。

俺は中級職の豪農に

スノウは中級職の魔法剣士に。

中級職に転職できたのでその特典として、

俺の身長は2mを超えて、スノウはさらに可愛くなり身長173cmに胸もFカップになった。

そして、また同じようにパワーレベリングした。中級職になったら、明らかにレベルの上がり方が緩やかになった。一月でレベルが30にしかならなかった。


「今回のオークションも収納袋買い取るか。」


俺たちは合計で収納袋小を四つ持ってる。毎回競り落としているしな。

なんと今回は収納袋中が出品されるらしい。今回はいつにも増して盛況だ。


「お金足りるか?」


「足りるでしょ。白金貨1000枚近く持ってるんでしょ?」


「まあな。人から奪った金がほとんどだがな。」


「しょうがないわよ。襲ってくるんだし。」


「そうだよな。なんであんな馬鹿どもが金持ってるんだろうな?」


「生まれがいいだけでしょ。」


「そうだな。」


適当に時間を潰していると、収納袋中の順番が来た。


「皆様大変お待たせしました!!今回のオークションの大目玉!!収納袋中!

白金貨100枚から!!」


無茶苦茶盛り上がった。俺が白金貨965枚で競り勝った。かなり危なかった。

さて、今回の競は他所から来た奴らが多いから絶対絡まれるな。

そんなことを、考えながら商品を受け取って外に出た。


「で、お前らは俺達の収納袋中を奪いに来たってことでいいんだな。」


総勢100人近くいた。仲良く俺たちから奪おうってことか。


「そうだ。」


2m近くあるハゲの大男が答える。


「お前が代表者か。なんでお前なんだ?」


「私たちは全員、クラン黒の牙に所属していてな。私が今回の代表者なんだ。」


「幹部ってことか?」


「幹部ほどではないが、その一歩手前だな。」


「他の奴らはどうしたんだ?お前らだけじゃなかっただろう?」


「逃げ出したよ。流石に十一大クランのうちの一つ黒の牙に歯向かう奴らはいないようだ。」


十一大クラン。この暴力の世界の最高の暴力の集まり。ヤクザだな。


「それで、俺たちは普通に帰っていいのか?」


「無理に決まってるだろ。この街の冒険者ギルド長に聞いたぞ。お前ら暴れまわってるらしいな。殺して奪わせてもらうぞ。」


「そんなこと言ってたのかあのジジイ。後であいつの横領してた金奪っとくか。それで、殺して奪うだっけ?できるのお前らが?」


「当たり前だ。俺たちは黒の牙だぞ。」


「その答えを出している時点で、今の現状が見えてなさそうだな。お前らは目の前にいる敵である俺たちに焦点を合わせられていない。ただの馬鹿だよ。」


感覚だか、このハゲは俺たちより格上だがそれ以外は精鋭だがそこまで強くはない。いつも通り森に逃げるか。


「スノウ、ドラン。」


先行で二人には最高火力の魔法をブッパしてもらう。これで何人かは死んで、何十人かは戦闘不能になるだろう。

さらに、これのおかげで、こいつらは俺たちを躍起になって追ってきてくれる。


しかし、今回は流石に人数が多かったので皆殺しにはできなかった。50人は生き残らせてしまった。

なので、次の日は普通に街中でコツコツ暗殺していった。3日かけて皆殺しにした。


「それにしても、合計で白金貨1200枚になるとは儲かったな。」


100人ほどの装備や所持金を奪ったら結構な値段になった。こいつらは本当は競りで勝とうとしてたんだな。意外だな。一応プライドがあったのだろう。


「良かったの?皆殺しにして。相手は強いクランなんでしょ?」


「大丈夫だろ。逃げればいい話だしな。」


街の冒険者ギルド長を脅迫して、黒の牙の情報を引き出した。その後、殺したが。黒の牙に俺たちの情報を無駄に喋られても邪魔なだけだし。といいうかこいつ、一度話してるし。


情報によると、今回の報復のために幹部3人が船でこの港に来るらしい。

街中で殺すのはやりすぎたな。

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