っk
宝剣の鞘にある宝石はただの装飾だったので、はずしといた。
宝石は魔法の触媒になるから、いつか使うか。
「まさか、オリハルコンの剣に身体強化の属性が付与されてるとは。」
剣に属性が付与されていると、値段が跳ね上がる。難易度が高いからだ。
その難易度は金属の希少性に比例する。
だから、オリハルコンの属性剣なんて、正直値段がつけれない。
「この剣は、アリシアお前がもう少し大きくなったら使えよ。」
「いいんですか!?」
「お前の得意分野と同じだからだ。身体強化の魔法が得意なのは獣人だからじゃなくて、お前の父親の遺伝なんだな。」
「そうですね。祖先はその剣を使って森を切り拓き、民を守ってきたと言われています。」
「歴史ある宝剣なんだな。まあ、カイセル達の命とあいつらの装備の金と俺たちへの慰謝料で盗まれて当然だけどな。」
「当然ではありません。あんな小悪党とはその剣は比較にもなりません。」
「そんな小悪党にやりたい放題されてたんだから、あいつらが持つ資格はねえよ。武器とはふさわしいやつが使うから価値が出るんだろ。」
「私はふさわしくありません。」
「これから、そうなればいいんだよ。」
アリシアの耳と尻尾を可愛がる。アリシアは人に甘えさせてもらったことが少ないのか。優しくされることに弱い。
「とにかく早く大人になれよ。」
「それは大丈夫ですよ。私は獣人の血が濃いですから、成長は人よりは速いですよ。」
「最初は5歳の見た目だったが?」
「私のレベルが1だったからですよ。5歳でレベルが1なんて子供は滅多にいませんから。私が獣人の血を引き継いでいなかったら、もっと子供の体をしてましたよ。」
「そういうことか。確かにこの一月で、アリシアは10cmぐらいは大きくなったかな?まだ子供だけど。」
スキル上げとレベリングをただただ繰り返す。新しい料理や寝具作りにも情熱を注いだが。
後、上質な塩ができるようにしよう。そしたらもっと楽に大金稼げるようになるだろうし。
ーーーーーーーーーー1年後
名前 ジン
職業 なし
レベル 107
スキル 魔力操作4 魔力感知4 魔力回復4 火魔法4 風魔法4 水魔法4
土魔法 3 回復魔法3 補助魔法3
身体強化4 物質強化3
体力回復4 弓術4 剣術3
状態異常4
気配察知4 気配隠蔽4
並列思考3
「スキルレベルはあんまり伸びてないな。職業がないせいなのか、才能がないせいなのか。」
この一年で、俺とスノウは8歳にアリシアは6歳になった。
俺とスノウは完全に体が成熟して、俺は身長186cmぐらいに落ち着き、
スノウは167cmぐらいでFカップ、巨尻。
アリシアも身長が160cmを超えた。胸はCカップでお尻も普通に大きい。
本当に獣人の血が濃いと成長が早いらしい。
パワーレベリングしたからなんだが。
「朝っぱらから金髪ケモミミ美少女と銀髪美女に口淫で起こしてもらえるなんて最高だな。」
「ご主人様起きたんですか?」
〜おはようございますお兄様。〜
「おはよう二人とも。とりあえず、顔で受け止めてくれよ。」
朝一番、二人の顔に発射して、いちゃつきながら3人で風呂に入る。それから、朝ごはんを作り始めてから、ジャンヌが起きてきた。
「おはよう3人とも。相変わらず早いわね。」
「ジャンヌが寝すぎなんだよ。」
「そう?あの寝具がすごいのよ。すごい気持ちいいわ。」
「あれは自信作だからな。あれ以上の布団はなかなか作れない。」
「そうね。横になって気づいたら寝てるわ。おかげですごい体が軽いし。ありがとうねジン。」
ジャンヌとキスをして、みんなで朝食を食べる。
「そろそろ、新しい味が欲しいな。」
「旅に出る?アリシアも大きくなったし。」
「そうするか。その前に金に変えれるものは金に変えとくか。」
「別にいいんじゃない?ここら辺に人なんてこないもの。」
「それもそうか。また戻ってくればいいか。」
「そうよ。ここ気に入ってるのよね。静かだし、ご飯も美味しいし。」
「ご飯が美味しいのは料理人の腕がいいからだ。」
「そうな、毎日ありがとね3人とも。」
それにしても、旅か。どこに行こうかな。寒い場所か暑い場所か。砂漠か山か。
なんか、ぶらぶらするか。
「ところで、アリシア。お前がいつも使ってる剣は人前でも使えるようにちゃんと汚しとけよ。」
適当に準備して、3日後旅に出た。美味いもんを求めて異世界料理道の旅へ。
「まずは砂漠だな。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます