ネタかと思いきや、この落差


 昔、道徳の教科書で印象に残った話がありました。
 ざっくりとした内容は以下の通りだったかと思います。

「ある授業中、男の子がバケツの水を思いきり女の子にかけてクラス中が騒然とする。実際は女の子が授業中にトイレに行けずにお漏らしをしてしまい、それを周囲に悟らせないようにした」

 まだこの作品を読んでいない方。
 タイトルを見て、笑えましたでしょうか。
 このタイトルにウソはありません。
 駄目な大人がいて、うんこな子供がいます。
 読んでみて変わった点としては、もうタイトルを見ても笑わなくなったことですかね。

 読んでいて「ああ、これ、道徳の教科書に載ってもいい」と思いました。
 児童文学に適した柔らかさと痛みがあります。

 このレビューをする時点(2話)だとまだ「連載中」なのですが、どうなるのでしょうか。

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