登場人物紹介 その1

 景浦信夫かげうら しのぶ

 今作の主人公。自分は凡人と自称しているが、凡人に求める基準がやや高いことにシノブ自身は気づいていない。

 祖父母の残した家に一人暮らし。両親はともども転勤中。

 有瀬香苗の姿をなぜか視認することができない現象に見舞われている。うっかりおかしな挙動をしてしまった際、誤魔化そうとして有瀬に告白まがいの弁解をした。


 有瀬香苗ありせ かなえ

 シノブの隣の席になった転校生。セミロングのブロンドヘアの美少女で陽気な性格で誰に対しても人当たりがいい。他者の期待を背負い過ぎる節があり、みんなの思う理想の美少女を演じているところがある。

 自分を相手に反応の薄いシノブに対して惚れさせて困らせてやろうとしたりと本性はやや捻くれている。シノブに告白されたと思い込んでおりまずはお友達からお願いしますと半分了承したともとれる返事をした。


 入江光いりえ ひかり

 シノブの幼馴染。焼けた肌と艶やかな黒髪が特徴的な少女。髪型はショート。

 活発な少女で風邪を引いたことがない。シノブからは距離が近すぎて親戚みたいという印象を持たれている。風邪の見舞いに行ったりと献身的。少し血の気が多いのでだいたい話しているときは怒っているみたいだが平常運転である。


 天見永依あまみ えい

 線の細い眼鏡に鋭い目つき、真っすぐに垂れた長い黒髪の美人。シノブの所属するオカルト部の部長で変人として有名。オカルト部と名乗っているが実情は天見の相談教室状態。頭が良く大抵のことは天見に相談すれば解決する。

 頭はいいのだが、その知能を悪用して人を困らせて遊ぶ悪癖がある。

 シノブが唯一、有瀬の姿が見えていないことを告げた人物。人選ミスだったとシノブはたった二日目で後悔した。


 名川亮ながわ りょう

 シノブの友人。面食いだが本人の顔は平凡のため先は長いと思われる。


 景浦穂波かげうら ほなみ

 シノブの妹。童顔だが整った顔立ちをしており、美少女である。シノブと同じ黒髪で長い髪をお団子にしている。

 穂波の看病をしていてシノブは風邪をこじらせた。そのことで少し負い目がある。普段は中学の寮で生活している。ヒカリに懐いており、シノブに将来貰い手がいなかったらヒカリがもらってくれると本気で言っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る