ChatGPTに小説は書けるか?――話題の生成系AIを使ってみた

葉山 宗次郎

ChatGPTとはなにか

 最近巷を賑わせているChatGPT。

 連日ニュースでも取り上げられていて、主立った記事を検索すると


「ホワイトカラーのすべての人たちに影響する技術」――日本ディープラーニング協会理事長松尾豊

「ChatGPTの国会答弁活用「十分あり得る」」――立民・泉代表

「「ChatGPT」に世界各地で警戒感 日本では学校での取り扱い議論」――J-CASTニュース


 と、出てきます。

 国会での答弁でも使われ、テレビで放映されました。

 また東大では学生や教職員向けのウェブページで「生成系AIについて」というタイトルで、太田邦史副学長(教育・情報担当)の名前で公開されています。

 中には文章系、小説を書くようになり、小説家は不要になる、とかという話題も


 色々と波紋を呼んでいますが、そんなに凄いというなら、好奇心と怖さ、そしてゴーストライターとして自分の代わりに小説、シェアワールド作家として脇役やサイドストーリを書かせれば、使えるという欲目もあって本当にChatGPTが使えるのか試してみました。


 その一連の結果を、途中経過ですが書いてみたいと思います。




 ChatGPTとはなにか

 OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボット。原語のGenerative Pre-trained Transformerとは、「生成可能な事前学習済み変換器」という意味である。OpenAIのGPT-3ファミリーの言語モデルを基に構築されており、教師あり学習と強化学習の両方の手法で転移学習されている。


――wikiより


 つまり、事前に、現在無料公開されているGPT-3ならば2021年9月以前のデータからAIに学習させたデータを元に利用者の質問に、自然な文章と思われる物である確率が高い文章を書いて答える、というものです。

 そして日々人々の質問に答えることで学習し、より洗練した答えを出してくれると言うAIです。

 自己学習がAIの本領ですから当然でしょう。

 ChatGPTはこれまでのAIより、さらに自然な文章を作ってくれるのが魅力だそうです。

 では、早速、ChatGPTがどれほどの物か、質問をして実力を把握してみたいと思います。

 やり方は簡単、


 https://chat.openai.com/


 にアクセスしてアカウントを作って登録するだけ。

 無料版なら簡単に終わります。

 更に精度が高くなった有料版がありますが、今回はお試しとして無料版を使います。

 さて、登録完了したら、ページの一番下――Send a message...に質問を入力して紙飛行機のマークをクリックすれば答えてくれます。

 早速、試してみましょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る