第十話「罪と罰」
◇
トロアンの大聖堂の地下に拷問室があることはあまり知られていない。
しかし知る者にとってそこは最も恐るべき場所だ。異国より取り寄せたありとあらゆる拷問器具がそこにはある。無論、魔女の天敵である銀製の拷問器具も。
「ねえアンヌ。これはどう使うの?」
ユーリは梨を象った鉄の拷問器具を不思議そうに眺めていた。ネジを回すと果実に当たる部分が縦に四つに割れて広がる妙な仕掛けだった。
「ああ。ユーリ。それは苦悩の梨といって、身体の穴に挿し入れて使うのよ」
「穴って? どの穴?」
「ふふ。でもダメよ。それは銀ではないから」
拷問室には三人の魔女だけが居た。蒼衣の修道女と、栗色の髪の街娘。
そして密告によって捕らえられた金髪の都市魔術師――異端の魔女。
「ねえ裏切者さん。そろそろ喋ったらどうかしら? 仲間の居場所を」
異端の魔女は何も答えない。瞳は虚ろに陰り、俯いたまま。思えばこの部屋に連れてこられてから一切声を発していなかった。苦痛に身をよじる事はしても、叫び声の一つも挙げていない。
「まだ、身に沁みてないようね」
アンヌは異端の魔女の髪を掴むと、水の張った桶に突っ込ませて、何度も底に顔を打ち付けた。水から引き上げると、異端の魔女は酷く咳き込みながら水を吹く。
「っあ……あ……」
そうして、ようやく声を発した。ひどく皺がれた声だった。
「ようやく、話す気になった?」
「あう……あう、う」
「何? はっきり話して。……なんて、汚い声」
「あう、う……あう、う!」
「ちょっと、離しなさい! 気持ち悪い!」
異端の魔女は突然アンヌに掴みかかってきた。呻くように、同じ言葉を繰り返しながら。よく聞けばそれは、名前だった。――蒼衣を纏う修道女の。
「あう……あ……あ、んぬ――」
「私の、名前を……お前が気安く呼ぶなッ!!」
アンヌは思いきり異端の魔女を突き飛ばした。気持ち悪い。なんて汚らわしい。だが名前を知っているという事は、私とこいつは面識があるのか?
「お前は、誰?……誰なの! 答えなさい!」
「ぜな、ごぐ、い"ん」
「……? 何?」
「ぜな、か、ごく、いん――」
アンヌは目を見開いた。
背中。刻印。何故、それを知っている?
それを知っているのは私と――彼女だけなのに。
「まさ、か」
後ろを振り向く。ユーリがそこに立っている。
腕を組み、黙したまま。――見た事のない凄惨な笑みを浮かべていた。
「はは。やっと気づいた?」
と。ユーリの顔と声で、それは喋っていた。違う。あの娘はあんな風には笑わない。アンヌは足元にすがりついてくる女を見た。髪も瞳も色が違う。だけど潤んだ瞳は、その泣き顔は、今朝方別れたばかりの、紛れもないあの娘のものだった。
「ユーリ……ユーリなの? ユーリ!!」
「あーあ。喉を焼く薬って聞いたのに効き目がこんなに短いなんてね。ま、いいや」
突然に鉄の扉が開くと、七人の聖堂騎士達が踏み込んできた。そのうち五人の手には、銀の矢が番えられた
「――貴方達! その女を捕えなさい! 今すぐ! 今すぐに!!」
速やかにアンヌは命令するが部下達は動かない。
まるで、聞こえていないかのようだった。
「ああ。無駄よ。そいつらはあたしが操ってるから」
「な、に? ……お前ッ……お前はッ! いったい誰だッ!!」
「は。誰って?《異端の魔女》よ。そんなふうに呼ばれてるのは初めて知ったけど」
「ユーリの顔で、お前が喋るな……ッ本当の顔を見せなさい!!」
「はあ? 見せるわけ……ま、それもいいか。アンタがいったいどんな顔するのか、楽しみねアンヌ」
「……!?」
異端の魔女の顔が歪む。めきめきと音を立てて、ユーリの顔が崩れていく。
そして、変わる。そこに現れる。
「リーゼ、ロッテ……」
その顔と声をアンヌは知っている。綺麗な顔をしてるのに、眼つきも悪ければ口も悪く、人付き合いも悪い。そのせいで周りから疎まれ、嫌われていた彼女のことを。
「なぜ、貴女が。ユーリを、私たちを。ふ、ざけるな。……ふざけるなァッ!!」
アンヌは聖堂騎士達を見据え、瞳から妖しい光を放った。《魅了》の魔眼。それはより強い魔力を与えれば、上書きができる性質を持つ。異端の魔女の正体があのリーゼロッテで良かった。あんな落ちこぼれの魔眼ならば、恐れるに値しない。
しかし。聖堂騎士たちの眼は不気味な緑色に輝いたまま、微動だにしなかった。
「……? な、なんで。なんで動かないの?」
「あっはは。上書きできると思った? 残念でした。ずっと秘密にしてたんだけど、あたしの魔眼は特別なのよ。……ま、何でかまでは知らんけど」
平然とするリーゼロッテの一方でアンヌの表情は青ざめていた。魔術師として見下していた相手が自分を上回る魔眼の使い手であるという現実を受け入れない。
無論、それもある。しかし。
「どうして? ……リーゼロッテ。どうしてあなたが、よりにもよってあなたが! ユーリと私にこんな、こんなひどいことを……ッ!」
「……。自分の胸に聞いてみたら? 聖女サマ。お喋りはもう、おしまい」
その合図と共に、五本もの矢が同時に放たれた。ただでさえ威力の高い十字弩から放たれるのは銀の矢。運が悪ければ即死。否、運が悪ければ生き残る。
二人のうち、一人はその後者となった。
もう一人は、無傷。
「……ユー、リ?」
アンヌは彼女の体温を感じていた。ひどく、暖かい。
それは、血だった。蒼衣が真っ赤に染まる程に大量の。
「あん、ぬ……」
ユーリは矢が放たれる直前にアンヌに覆いかぶさり、全身に五本の銀の矢を余すことなく受け止めていた。銀による傷は魔女にとって猛毒に等しい。それにも関わらずまだ生きているのは魔女の呪印によるものか、それとも。
「ユーリ、……ユーリ! だめ! 死んじゃダメ! そんなの許さない!」
アンヌはユーリを抱き起こす。ただでさえ先程の拷問で痛めつけられていた身体はもう、限界だ。銀に侵されていては治癒魔法すら効力を持たないだろう。それでも、アンヌは諦めなかった。
「大丈夫! ユーリは死なない! わたしが、わたしが助けるから! 絶対に!」
「ア、ンヌ……」
ユーリが、泣きじゃくるアンヌの頬に手を触れる。
「あい、してる」
震える唇が、辛うじてその言葉を紡いた。変貌の呪いが解け、彼女の本来の顔が露わになる。その死に顔は彼女が持つ生来の、安らかな優しい微笑みだった。
「いや、いやだ。行かないで。一人にしないで。ユーリ……ユーリィィィィ!!」
アンヌの慟哭が響く。恋人の魂を引き止めるかのように。けれど戻らない。もう彼女は笑わない。手を握ってくれない。抱きしめてはくれない。もうどこにも居ない。
リーゼロッテは、静かにそれを見守っていた。冷たい表情には微かな戸惑いと、憐憫が浮かんでいる。しかしそれはすぐに、いつもの凄惨な笑みへと変わった。
「――は。何よこの茶番。悲劇の主人公でも演じてるわけ? アンヌ」
リーゼロッテは長々と溜息を吐く。今度は怒りと呆れを露わにしながら。
アンヌはユーリの亡骸を抱きしめたまま動かない。
その顔は、死体と同じくらいに青ざめていた。
「……なに自分が世界で一番不幸、みたいな顔してんのよ。あんたは自分が今まで何をしてきたのか思い返したりしないわけ? 罪のない人間を捕まえてさ。この拷問室で痛めつけて殺したんでしょ? 気まぐれに村人達を吊るして殺したんでしょ? 魔女共のクソどうでもいいあの計画の為に。殺された人達の気持ちを考えたことはある? どんなに怖くて辛かったかわかる? 誰かを踏みつけておいて、自分が踏みにじられるとは思わなかったわけ?」
彼女達の愛が真実だったとしても、とても純粋で美しいものだったとしても。多くの命を踏みにじってきた事実は変わらない。これはその悪逆の報いであると、異端の魔女はそう語る。
「どうして――どうして、こんな」
しかしアンヌには理解できなかった。わからない。わからない。しきりにそう繰り返す。まるで物知らぬ童女のように。そう。彼女に罪の意識などは無かった。非魔術師は非人間。彼らを貶める事こそが正しい行いであるとそう教えられて育ったから。
「これだから救いようがないって話。……。無知も罪なのよ、アンヌ」
リーゼロッテが腕を翳すと、聖堂騎士達はユーリの亡骸をアンヌから無理やり奪い取った。
「か、返して! ユーリを返して! 何を、何をする気!」
拷問室の床にある四角い扉。そこには深い縦穴が空いていた。その先は隠された古い地下墓所に繋がっている。この拷問室でアンヌは罪なき人々の魂を吸い、残った肉体を魔神の慰みものとして捧げてきたのだった。
「やめて! リーゼロッテ!! ユーリをそんなところに落とさないで!!」
「それは聞けない。……あんたが、まだわかってないみたいだから」
リーゼロッテが冷たく言い放つと、聖堂騎士達はユーリの亡骸を四角の穴に落とす。音もなく、彼女は暗い穴の底へと消えていった。
「……あ、ああ。あああああ……」
呆然とアンヌはへたり込んだ。動揺のあまり、呪文でそれを止める事すら頭になかったのだろう。美しかった紫色の瞳が、昏く陰っていく。
「これで分かった? 理不尽に大切な人を奪われるってのが、一体どんな気分か。……だけどこれ以上痛めつける気はない。すぐにユーリの元に送ってあげる」
聖堂騎士達が素早く次の矢を番えて、弩弓の狙いをつける。アンヌは座り込んだまま、それに見向きもしない。ただブツブツと、しきりに何かを呟き続ける。
「最後に何か言い残す事はある? 聞くだけなら、聞いたげる」
「……てやる」
「は?」
「殺してやる……」
童女のように萎縮していたアンヌの様子が、一変していた。
目を千切れんばかりに見開き、血の涙を流しながらリーゼロッテを睨む。
刹那、拷問室内に暗い靄が立ち込める。靄は渦を巻きながら一点へと集中し、紫色の激しい火花を伴いながら、空間に大きな裂け目を作る。――《召来》の呪文。契約を交わした使い魔を一瞬で転移させる魔術。
リーゼロッテは一瞬、狼狽えた。しかし瞬時に平静を取り戻す。
「っ何をするのかと思えば。使い魔を喚び出す気? 残念、あれはもう……!?」
しかし、魔神は現れた。灼け付くような炎を纏いながら、傷一つない完全の姿で。
牛蹄馬尾に山羊頭、黒い鷹の翼を持つ深紅の怪物。
確かに切り離されていたはずの首は嘘のように元に戻っていた。
「どうして、そんな。……ありえない!」
リーゼロッテは後ずさりながら異形の眼を睨みつけた。しかし当然、〈支配〉は通用しない。
「ユーリの、愛の力よ。――貴方には、わからないでしょうね」
「ッ……撃て!」
リーゼロッテの掛け声と共に騎士たちが銀の矢を放つ。魔神はアンヌを庇い、その矢を全身に受けた。本来ならばこの魔神にも銀は有効であるはずだった。しかし効いていない。全くといっていいほどに。刺さったはずの矢が、異常な速度で再生した傷口からせり出されて地面に落ちる。
「……くそ!」
リーゼロッテは支配の呪文を解くと《透化》の呪文を唱え出口へと急いだ。
正気を取り戻した聖堂騎士達が魔神の存在を前にして、混迷に陥る。魔神は彼等を一息に薙ぎ払うとリーゼロッテを追い、階段を駆け上がっていった。
地下通路を抜けて更に階段を昇ると大聖堂の大広間に出る。大樹のような石柱が立ち並ぶ聖堂内に人の姿はない。規則正しく整列する長椅子の群れがあるだけ。
リーゼロッテは入口の大扉を目指して長椅子の間の道を駆けていく。もはや逃げるしか選択肢は残されていなかった。外に出てしまえば衆目がある。いくら教会の権威があれどあの魔神を外に出しては事態は収拾できまい。
彼女の目論見は正しい。だが決定的に間違いを犯している。
逃げ切ろうなどという考えこそがそもそもの誤りなのだ。レッサーデーモンは決して標的を逃がさない。実力差を見極め、懸命にも撤退を選んだ探索者達はその背中を抉られて無惨な最期を迎えるのだから。
「ひっ、ぎ……!?」
飛翔して舞い降りた魔神が立ちはだかり、方向を変えて逃げようとするリーゼロッテの足を掴んで、思い切り振り回して放り投げる。細い身体が宙に舞い、石柱に激突して落下する。やがて力なく柱にもたれかかるリーゼロッテの姿がそこに現れた。
「逃げられるとでも思ったの? ……異端の魔女」
アンヌが魔神を従えながらリーゼロッテの元へと近づいてゆく。そして、横たわる彼女の腹を思い切り蹴りつけた。何度も何度も、憎しみを込めながら。
「うっ、がっ、ああああッ……!!」
「痛い? こんなのが痛いっていうの? ああ。呪印をもたない半人前だものね。お前は。半人前のくせに、……許せない、許せない、許せない――!!」
アンヌが執拗にリーゼロッテを蹴り続けているその間に、階下から駆けてきた聖堂騎士達が腰に携えた直剣を抜いて構える。
「あ、アンヌ様! これは一体!?」
「あ、悪魔だ! やはり見間違いでは無かった! アンヌ様から離れろ化物め!」
哀れな彼らは、信奉する彼女こそが魔女であるなど、知りもしなかった。
「……邪魔だわ。全員殺しなさい」
仮にも名を知る部下達相手に、アンヌはそう冷たく言い放つ。
「――■■■■!!」
赤色の魔神がこの世のものとは思えぬおぞましい咆哮を発する。両翼が伸縮する無数の腕へと変じ、複腕の異形と化した魔神が聖堂騎士の群れへと突進した。長椅子の群れが弾き飛ばされ、激突の瞬間には二人の騎士の半身が吹き飛び絶命する。ある者は掴まれた兜ごと頭を捻り潰され、またある者は業火に身を焼かれて果て、逃亡を選んだ者は無数の腕に全身を掴まれ、八つ裂きの肉片として千切れ飛んだ。
それはほとんど一瞬の出来事。戦闘ですらない一方的な虐殺だった。
「……そいつは、死んだはずなのに。なんで生きてる」
「言ったでしょう。愛の力よ。私とユーリの愛の――」
「ああ。そういうのいいから。事実を教えてよ。どうせあたし、死ぬみたいだし」
「……。まあ、いいわ。地獄への手土産に教えてあげる。貴方はこの子を私とユーリの二人で契約して共有していた事までは知ってたみたいだけれど、不死の杭の存在までは知らなかったようね」
「……は? 不死の杭? 何、それ」
リーゼロッテは眉を顰めた。まるで聞いた事のない単語だった。
アンヌは魔神の胸板に指を這わせると心臓の位置を指し示した。そこには、何か石のようなものが埋まっており、かすかに淡い緑光を放っている。
「ほら、これが見える? これが不死の杭。ヴァン・ディ・エールの魔術学院が秘匿してきた古の呪物。生命の楔、と言えばわかるかしら。あなたでも聞いた事くらいはあるでしょう? あの街の探索者の伝説を」
「……生命の、楔?」
最も深き迷宮を旅する探索者達。彼らは迷宮に潜む数多の死を克服する為にある儀式を行い不死身の身体を得るのだという。《生命の楔》――それを心臓に打ちこんだ彼らは全身を八つ裂きにされようが、竜の炎に焼かれようが、灰になるまで何度でも蘇る――と物語にはある。
「一年ほど前かしら。腕の立つ探索者がこの街に現れたの。彼は街に貢献してくれたけど、限度を知らなかったのね。同業者の嫉妬を買い、異端として密告されたわ。それで私が手ずから審問に掛けたのだけれど――とても、興味深かった。だって彼、身体をバラバラに引き裂いても、息の根を止めても、しばらくすればまた動き出すんだもの。その事をユーリに伝えたらあの子は素晴らしい提案をしてくれた。……後はもうわかるわよね?」
「……は。なるほどね。そいつの楔を奪って、そのバケモノに移植したってこと。だから、蘇ったって? ……糞。そんなん、分かるかっての」
お伽噺のような事実だけでも理解が及ばないのに、それを使い魔に移植するなど。常軌を逸しているにも程がある。悪態をつくしかなかった。
「なら、もう一つわからないことがある。それが本当なら何でもっと早くそいつを呼ばなかったの? 異変に気付いた時点でユーリを救えたでしょうに」
「ッ……呼んでたわよ。何度も何度も。貴方に気づかれないようにね。けど呼んでも来なかった。門はこちらからは叩くことしかできない。開いたのは、全てが終わってからだった――」
忌々し気にアンヌは歯を噛む。彼女が出来るのは刻印を伝って呼び掛ける事だけ。
「次はお前が答える番よリーゼロッテ。協力者は何処? この子を倒した男が居るはずよね」
「……ああ。あいつ? 死んだわよ。そいつと相討ちになって。地下墓所に一緒に転がってた。あんたも見たでしょ?」
「とぼけないで。あそこには誰も居なかった」
……誰も、居なかった? そんな筈はない。だって、彼は確かに。
ふと、ある考えがリーゼロッテの頭をよぎった。
それは、推測からなる仮説に過ぎない。
だが、それが正しいならば全ての辻褄が合う。
伝説や物語は得てして装飾華美に彩られるものだ。エルフの弓術は百人を一度に撃ち抜くだとか、ドワーフの振るう斧は竜の首を一撃で叩き斬るだとか。そういった伝承の多くは、ほんの僅かな真実を最大限に誇張したものに過ぎない。
ならば、生命の楔――それがもたらす不死性も誇張されたものだとしたら?
例えば、傷は再生するけど直ぐには癒えないとか。
例えば、死んだら生き返れるけど――すぐには蘇れない、とか。
「あ」
音が、聞こえた。じゃり、じゃりと。歩くたびに刃物と刃物が擦れ合う音。
リーゼロッテの不可解な視線に気づきアンヌは後ろを振り返る。
異装の男が、そこには立っていた。
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