音ゲーマーの異世界転生~せっかくの機会なので異世界を満喫しつつ、固有スキル【音ゲー】でダンジョンを攻略します~

手羽先でばて

第1話 Prologue

 シャンシャンシャン、シャンシャン、シャシャシャン、シャンシャンシャシャン。

 スマホから奏でられる美しいリズム、ノーツの音、打音etc………これらが備わった物、俗に言う音ゲー、正式名称は音楽ゲーム(Music game)だ。

 音ゲーの中身は運営会社によって、製作者によって千差万別である。

 それぞれに良い点悪い点が存在する。

 多分この世だってそういう物なのだろう。

 善と悪、美と醜、混沌と秩序、この世界は表裏の関係が存在することで成り立っていると言っても過言ではない。

 まぁ真面目な話はどこぞの哲学者に送料無料で送って置くとして、

 音ゲーをする人を普通は音ゲーマーと呼ぶ。

 音ゲーマーの中にも結果よりも世界観などを重視する様なエンジョイ勢、結果を重視して精度を上げていこうとするガチ勢、大体はこの2パターンに分かれると思う。

 因みに俺はガチ勢の部類に入るだろう。

 大会とか出て優勝もして来たしな。

 一応ネット界では神だとか、人間じゃないとかあーだこーだ言われるくらいには上手くなった。

 まぁ始めた頃はそこら辺の人よりも下手で煽られたりしたけどね。

 話題が大きく変わるが、時々考えるんだ。音ゲーって芸術だよなぁと。

 何が芸術か、そう問われ答えるならば、

 譜面の綺麗さ、ノーツと音楽の奏でるリズムやハーモニー、人によって変わる運指、運営会社によって変化する世界観、まだまだ挙げる物はあるだろうが心に留めておこう。

 そんなこんなで音ゲーがどういうものなのか、についてはいいだろう。

 次は俺の生きる道、人生、即ち物語についてだ。





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