最終話という名の打ち切り
ある公園に、少年が居た。
その少年は、現在小学4年生であり、母を半年前に亡くしている。
そんな少年は、悲しみを紛らわせるために公園で砂遊びをしていた。
すると、そんな少年に話し掛ける女性が居た。
「僕、どうしたの?」
少年は、その女性を無視していた。
だが、諦めず話し掛ける女性。
「いきなりごめんなさい、悲しそうな背中をしていたから、つい話しかけちゃった」
「あっそ」
少年は、素っ気ない態度を取る。
だが女性はずっと、話し掛ける。
「私も、貴方と同じ歳の女の子が居るのよ・・・」
そこで、女性は少し悲しそうに話し続ける。
「だけどね、私病気だからあの子と何時までも一緒に居れないの」
それを聞いた少年は、女性に興味を持つ、少年の母親は病気で死んでしまったからだ。
「僕の、お母さんも一緒だった、もういない・・・」
「そうだったの、ごめんなさいね、無神経だったわ」
「大丈夫だよ、今はお父さんが居るし、お姉さんだって居るじゃん、話して少しラクになったよ」
そこで、女性は覚悟を決めたかのように、少年に話し掛ける。
「少年よ、私決めたよ、少年に私の娘を預けたい、もし私が居なくなったら娘を助けてやってくれ」
少年は言われてる意味がよく分からなかったが、何かを託された事は分かったので、頷いていた。
「分かったよ、お姉さん」
その後、少年と女性は少年の父親の元に向かって行った。
それから数十分、父親と女性が話終わり、父親が少年に話し掛ける。
「男なら約束は守れ、時間が掛かってもいい、絶対に幸せにしろ」
「分かったよ、お父さん」
その女性と話したのはその1回だけだったが、僕の記憶には固く刻まれていた。
◇◇◇
あの頃から14年後の23歳、ある少年は大人となり現在は結婚式の途中、少年は父親とお姉さんとの約束を守る為に、愛する者の為に結婚式を上げていた。
席には、少年の・・・幸太の母親とお姉さん・・・朱里の母親の写真も置いてある。
そこで、写真と父親を交互に見る幸太は視線で訴える。
僕は、必ず約束を守ります、見てて下さいね。
____________________
あとがき
最終話という名の打ち切りすいませんでした
ですがこれでよく分かりました
作者にはラブコメと言うか学園系の物向いてません
今後殆ど書かないと思います
ではまた会える日まで〜
【完結】ヤンデレVSボッチ スパーク→雪白紅音 @sy53412
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