ときめき☆サーカス部!

かしわぎ

第1話 出会い

※本作品はかしわぎとChat gptとの共作です。

 K→かしわぎ  C→Chat gpt


K

 まだ肌寒さが残る4月7日、私はブランエール学園に入学する。

着慣れない制服のリボンを気にしながら学園に向かっていると、背後から聞き慣れた声がする。


C

振り返ると、幼馴染の天羽昴たかはすばるが追いかけて来ているのが見えた。

彼はにっこり笑いながら、「おはよう!久しぶり!」と声をかけてきた。

私は彼に挨拶を返しながら、たくさんの生徒たちに紛れて校門をくぐった。

新しい学園での生活が始まることを実感し、期待と緊張が入り混じっていた。


「そういえば昴、いつ帰ってきたの?」

「昨日の夜。入学前にダル美に知らせようと思ったんだけど、バタバタしててさ。」

そんな話をしながら、私たちはクラス発表の掲示に視線をうつす。


「私たち、同じクラスだ!」

私が思わず声を上げると、昴は驚いたような表情を浮かべた。

「本当だ!このクラスはすごいよ。いい人ばっかりだ。」


「いい人ばかり・・・?なぜそんなことを知っているの?あなたはこの3年間、イスラエルに留学してたはず。この地域の人間関係なんて知っているはずない。どういうことなの!?あなた、まさか・・・!!!」


私が驚きの声を上げると、昴はにやりと笑いながら答えた。

「実は、イスラエル留学中に、この学園の卒業生と出会ってね。彼がこの学園のことをすごく褒めていたんだ。それで、大体の情報は知ってたんだよ。」

私は昴の言葉に納得し、安心した。

そして、彼やこれから出会う新しいクラスメイトたちとの学園生活に期待を膨らませた。


 教室に着き、席に着くと担任の先生が入ってきて、クラス全員に向かってこう言った。


「皆さん、こんにちは。私はこの学園の鳥羽と申します。今年度はよろしくお願いします。」

先生の温和な笑顔に、クラスメイトたちもにこやかに返事をした。

「それでは、このクラスの自己紹介をしましょう。名前と、好きなことを教えてください。」

先生の言葉に、クラスメイトたちが一斉に座りながら自己紹介を始めた。私も緊張しながら、名前と好きなことを教えることにした。

「私はダル美と申します。好きなことは、読書と音楽鑑賞です。」

続いて、クラスメイトたちも自分の好きなことを話し始めた。それぞれ個性的な趣味を持っている人が多く、興味深い話題が続いた。

新しいクラスメイトたちと出会えたことを嬉しく思い、私はこの学園での生活がますます楽しくなることを確信した。


「ダル美はもう部活決めたん?」

ホームルームで仲良くなった下沼恵美子しもぬまえみこが話しかけてきた。

「まだ決めてない。恵美子は?」

「うちもまだ迷ってんねん。一緒に見学せえへん?」

「うん!」

どの部活から見学に行こうか話しながら廊下を歩いていると、一際異彩を放っている部活が目についた。


それは、サーカス部だった。

空き教室らしき一室で、背の高い、華奢な男子部員が手品を披露していた。色とりどりのジャグリングボールが空中を舞い、それを次々と受け取っていく。

「すごい!」と二人は声を上げた。

彼はサーカス部員の中でも特に人気があるらしく、すでに教室に入りきらないほどの生徒が集まっていた。

私たちは観客の最後列に滑り込み、手品に見入っていた。

「私もあんな風に軽やかに動けるようになりたいなぁ・・・」とダル美がつぶやくと、恵美子がにっこり笑って言った。

「ほな、サーカス部に入ることにしようや!」

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